ゾンビと本能
―――――チャキ
俺は銃を構えた・・・・・殴りあって勝てないと思った・・・・・
スラッシャー:「はは、なんだそのおもちゃ?死人なら死人の戦い方があるだろ?」
信吾:「俺は死んでねえよ」
スラッシャー:「そういや、名前は?」
信吾:「信吾・・・」
スラッシャー:「俺の名は、ゾータ・・・今から500年前の元人間だ」
信吾:「なんで、死んだ年を知ってるんだ?」
ゾータ:「お前は覚えてなかったのか?ゾンビの記憶・・・・」
信吾:「お前は・・・覚えているのか?」
ゾータ:「覚えてる・・・人を食った時・・・進化するとき・・・・お前に殴られて進化したのもな・・・・」
信吾:「ック・・・・・」
ゾータ:「いいぜ、てめえが恐怖になっているのもおもしれえ」
信吾:「変態が・・・」
ゾータ:「まあいいじゃねえか。さあ、殺させな・・・・」
守:「信吾!!これ使ってくれ!!!」
後ろから守が何か投げてきた。俺はそれを受け取った。投げてきたものは刀
ゾータ:「死ねええええええ!!!!」
俺は無言で鞘を抜き・・・・・刀身で切った。ゾータの首を・・・・・
ゾータ:「ガ・・・・・甘いな」
信吾:「それぐらいわかってる」
俺は瞬時にもう一回切りつけた・・・・今度は右手・・・次に右足
ゾータ:「調子に乗るな!!!!」
信吾:「な!!!」
ゾータは口で刀を受け止め・・・俺を蹴り飛ばした
信吾:「ッガ、ッハ」
息ができない・・・苦しい・・・痛い・・・・・体が重い・・・・
ゾータ:「今度はこっちがやってやるよ・・・・・食べやすくシテヤル!!!」
佐奈:「やめて!!!!」
佐奈がゾータの足にしがみついて動きを止めた・・・
佐奈は必死に足にしがみついて止めていたがその姿をゾータは上から・・・切り付け
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確か俺って1000年前の人間だ・・・・・・あいつは、500年・・・・・・
信吾:「年上ヲナメルナ!!!!!!!!」
俺は切り付けられそうになった佐奈を抱えていた・・・知らない内に・・・・・
自分がやったと自覚ができない・・・・今だって「大丈夫か?」と言いたいがうまく言えない・・・・・
佐奈:「信吾・・・・・?」
俺は佐奈を無言で母親の元に渡した・・・
そして、ゾータの方向に振り向き・・・・本能の従い・・・・・ゾンビの力を使った・・・・・