ゾンビとゾンビの力
――――――グウ~~~
っげ!
俺の腹が鳴った・・・・・
守:「ははっは、こっちにきたまえご飯を用意するよ」
信吾:「すまねえな」
守:「さあ、こっちだ」
俺は飯を食わせてもらった。そして、食わせてもらいながらも今この場所がどこか・・・なぜ、ゾンビが一般人に知られているのかを教えてもらった・・・
俺が1000年前の人間だというのを隠して・・・
守:「さて、これから君はどうするんだい?」
信吾:「ん?」
守:「いや、君がどこにも行かないならここに残って町のガードマンになってほしいんだが・・・」
信吾:「悪いが、それは無理だ俺にはやることがある・・・」
守:「そうか・・・」
信吾:「まあ、次の町に行くまでは一緒だし、その間だけでも守ってやるよ。できるだけな」
守:「ありがたい・・・なら、この銃を持っておいてくれ」
信吾:「俺には、自分のがあるんだが」
守:「はは、でもこの銃がないと多分君は死ぬと思うよ?」
信吾:「?」
守:「この銃はゾンビの動きを一定の時間だけ完璧に動けなくする、弾が6発だけ入っている」
信吾:「6発か・・・」
守:「ああ、だから使いどころだけは間違わないでくれ」
信吾:「りょーかい」
俺は受け取った銃を胸の内ポケットに入れた
守:「よし、多分みんなも食べたと思うしそろそろ、行きたいんだが」
信吾:「なら、俺が外の先導する・・・多分一番戦いに慣れてる」
守:「いや、それは駄目だ」
信吾:「どうしてだ?」
守:「君は客人だ。だから、私とこの町の強い男たちを連れて行ってくる」
信吾:「お前が残れよ」
守:「大丈夫、僕だって訓練は受けたんだ」
信吾:「訓練と実践では大きな違いがあるぞ?」
守:「それでも、やらないといけない時もある」
はあ、こいつ結構頑固だな・・・・・
仕方ない俺もついて行った方がいいか・・・」
信吾:「じゃあ、ここはお互いの意見を尊重し・・・」
―――――――ガーーーーン
!?
信吾:「なんだ?今の音!!」
守:「もう、壊されたか!!」
信吾:「・・・・・おい!!お前らはさっさとお前らは地下鉄に乗って行け!!」
守:「それじゃあ、君が・・・」
信吾:「誰かがここに残らないといけねえだろ!!」
守:「それは僕が・・・・」
信吾:「俺も後から追う!!待たせとけよ?」
守:「・・・わかった!!」
守は、地下鉄がある方向に走って行った・・・
俺はさっき音が鳴った場所に行った・・・
――――――――――地下鉄避難入口―――――――
スラッシャー:「ガアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
佐奈:「きゃああああああああ!!!」
お母さん:「佐奈ちゃん!!」
―――――バアン
スラッシャー:「ガ!?」
信吾:「っチ!!もうここまで来てたか!!」
俺は入ってきた場所を見た・・・・・さらに、周りを見た・・・・・
周りには避難に遅れが数十人・・・俺の目の前にはスラッシャーが3体・・・・・
俺の後ろには、佐奈とおかあさんそして・・・地下鉄に入るためのこの場所唯一の逃げ道・・・・・
俺はまた・・・覚悟を決めた・・・・
そして・・・俺はスラッシャー3体相手に・・・・・素手で挑むことにした・・・・・
男:「あんた!何してるんだ。早く武器を・・・・」
信吾:「おれのことは心配するな!!自分のこと、女子供のことだけ考えろ!!!」
男:「う!」
俺は男にそう言って・・・スラッシャーにゆっくりと近づいた・・・・・
スラッシャー:「ガア!!ガアアアアアアアアアア!!!!」
そのうちの一体が俺に対して腕を振り回してきた・・・・・俺はその手を・・・・・
指二本で受けた・・・・・そして、腕の刃を下に叩き割った
スラッシャー:「ウガアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
スラッシャーが痛がっている・・・銃ではそんなに痛がっていなかったのに・・・・・
俺は次にスラッシャーの腹をある程度力を入れて殴った・・・・・そして、スラッシャーの一体は動かなくなった