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理不尽な異世界に転移し万能スキルを女神から授かり、森の奥で地味に暮らしていたらハレームな王国を築いていた。  作者: サカリ紅葉


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008話 エリシア王国の王都

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 カズマとイリアは路銀を15万エンを稼いで王都を向かってギンとルイが草原を疾走して半時程で王都の立派な防御壁が見えて来て、初めて王都に胸を躍る思いでいた。


王都の入場門には100人くらいが並んで検問を受ける順番待ちをしていて、街道の手前の草原の中でギンとルイは普通の狼程度の大きさなり、カズマとイリアと共に行列の所まで歩いて行き最後尾に並んだ。


 カズマ達が並んだ後からも次々と後方に並ぶ人達が増えているを見て、カズマとイリアは流石は王都だなと感心しながら順番を待つ。


カズマ達が並んでいたら体格の良い冒険者風のガラの悪いのが5人がカズマの前に並んでいる行商人に前に割り込んで来てのを見たイリアが文句を言った。


「チョッとあんた達冒険者なの、ちゃんと順番を守って、後ろに並びなさいよ」


「ハァァ、何だ生意気な女だな、随分言うね、俺達ちゃ冒険者だ命張って王都とを守ってんだ割り込みくらいでガタガタ言ってんじゃねぇよ、それにしても好い女だなぁ、俺達が遊んでやんぞ」


「はぁ、あんた達みたいな弱っち野郎なんか相手にする訳ないでしょうが」


「はぁ~、これは痛い思いしなければ分からんようだな、野郎ども掛かれ」


ドン


「うわぁ、おんてぞーなんだ熊の魔物の亡骸かイッテー、イタタ」


「あんた達、命張ってるって言ったわね、このくらいの魔物くらい倒せるでしょうね」


「悪かった。ちゃんと後方に並ぶから、この熊の魔物を何とかしてくれ~」


「もう二度と割込み何かしちゃダメよ、冒険者なら命張るくらい当然なのよ、分かったわね」


「分かった。分かったから早く退かしてくれ」


「ふっん、いいわよ、はい、さっさと後に行きなさい」


「ウッワー、後ろに行け、この女只者じゃね、早くしろ」

不良冒険者のリーダーと仲間達がそそくさと逃げたして行った。


パチパチパチ・・・


「いや、お嬢さん、立派な方ですね助かりました。彼奴ら事ある事に割り込んでくるんですが、下手に逆らうと直ぐに逆切れして絡んでくるんですよね」


「それって冒険者ギルドに苦情を言えば何らかのペナルティーがあるはずですけどしてないのですか」


「ここの冒険者ギルドはねどうにも、評判がよろしくないのです」


「ゴロツキのたまり場になっているという事ですか、それじゃ、ギルドとして成立たないのでは、王城の方では何らかの指導とかしなのですか」


「国王様がね第一王女様が奇病に掛かって倒れられてから全くね、王都も混乱しているのです。それ以前は賢王と言われていたのですがね」


「うむむ、それは許しがたいわね、世直ししなければならないわね、カズマ王城へ殴り込みに行くわよ」

イリアは性格的に曲がった事が嫌いな性格であり、納得しないととことん追求していく性格でした。


「おい、いいのか王城に殴り込んで行って、それこそ犯罪者になるぞ」


「えぇ、別に良いじゃない、その時は森の最深部に帰れば良いだけよ、目的は奇病になった王女をカズマの性魔術で完治させて仲間にするのが目的よ」


「イリア、それ本気で言っているのか」


「本気よ、冗談で言う事でもないでしょう、感じから察するに国王は王女を檄愛しているじゃないの、王女の仲間にすれば事が進むわ」


 カズマ達一時程並んでようやく順番がきて身体を調べられてカズマは入場税を2万エン払い門を通りそのまま王城へ向かった。


カズマとイリアは城門の衛兵を気絶させて強引に中へ入り、結界魔法で向かって来る騎士達の動きを封じて城の中へ入って行く。


城の中に入っても結界魔法で向かって来る騎士達を封じて進んでいくと、イリアが城勤め役人に国王の居場所を尋ねる。


「チョッと国王はどこに居るか教えてくれるかしら、教えてくれないと城ごと木端微塵にするけど良いかしら」


「えっ、それは困ります。ですが・・・・」


「白状しなければ、木端微塵にするだけてね、ここの国王は真面目に政務を行ってないと聞いたは要らないでしょう、誰か違う者が王になった方が民達は幸せよね」

イリアは結界を広げて行き柱などにひびが入り折れ始める。


「わわかりました。ですからこれ以上はお止めください」


「だったら最初から素直に白状すれば良いでしょうが愚か者が」

イリアは大声で城勤めの役人を怒鳴りつける。


「イリア、やり過ぎだよ」

カズマはイリアに小さい声で囁く様に言ってから、ひびが入ったは柱を修復魔法で元の状態に修復する。


イリアはカズマと共に役人の案内で国王に執務室に案内をして、執務室のドアを強引に開けて中に入り国王を睨みつける。


「あんたが国王かい、何でも政務が真面でないと聞いたがチャンとしているのかな」


「えっ、やっ、それはだな・・・」

国王はイリアに言われて、返す言葉が無かった。


「ところで第一王女が奇病と聞いた見せてくれないかな、奇病か呪か確認したい」


「そっそれはどういう意味なのですか」


「第一王女を完治させるのよ、ただ病気か呪で状況が変わるからよ、ただ完治した場合はカズマの妻にするけどね」


「はっ、奇病を完治させてそちらの男の妻にだと、それが目的なのか」


「そういう事よ、第一王女を窓口にしてこの国を発展させるのが目的よ、私達に協力しなさい、悪い話じゃないでしょうか、自分の娘と取引するのだからね」


「例えばこれとかね」

カズマが塩の袋を国王と側近に見せる。


「これは塩か、こんな純度の高い塩など見た事がない」


「それは森の奥に見える山の麓にから採集した岩塩を精製したものだ。後はこれとかね」

カズマはアイテムボックスの中からスパイダーシルクの生地と糸を国王の机の上に置く。


「まぁ、スパイダーシルクの生地と糸は大量には取引はできないが少量なら定期的に取引が出来る。後はこれから開発する魔道具もあるけどね」


「何、魔道具だと、そんな物もか、しかし、それが本当の目的なのか」


「それと王女様の命を助けれるのにむざむざ死なせるのも勿体ないと思ったのよ、どうカズマの妻にすれば確実に完治するわ、なんせ女神様の使徒の妻よ悪くないと思わない。生きていれば女性なら助けられる性魔術よ」


「はっ、使徒様だと分かった。第一王女に合わせよ付いて来てくれるか」

国王オシリスは娘が使徒様り手で助けられるのであればと賭けて見た。


国王はイリアの話を聞いて別に侵攻しようと言う訳ではないと察し、第一王女の部屋に案内して寝たきりになった王女に合わせた。


「国王、王女の手を触らせて貰う」

カズマは王女の手を触り、魔力を流して魔力回路の状態を診察して見ると三箇所から値詰まりか欠損してる感じで呪ではないと確信した。


「今、王女の魔力回路の状態を見さして頂きましが三箇所に欠損か詰まりがある様です。呪でなくて良かった。呪だと掛けた者に呪返しを行い解呪しますから間違いなく掛けた者は死にます」


「しかし、魔力回路の修復性魔術でしか治せんのかね」


「国王、お言葉ですが魔力回路の修復などそんなのは今の時代に治せる者などおりませぬ、しかも3ヶ所など到底無理でごさいます」

側近が今の現状では不可能だと進言する。


「では、国王は王女を見殺しにすると言うのなら私達も引き下がり、私達の敵と認定します。滅びを選ぶと言う事です。このまま城を破壊させて頂きます」


「待ってくれ、行き成りそこまでするのか」


「はい、この世界を作り返るからこその使徒です、カズマが要らないと判断すれば滅ぼしても良いという事です。カズマの好きな様に作り返るだけの力があります。さぁ滅びか共調か選択しなさい」


「わかった。共調を選択する。だから娘の命を救ってくれるか」


「はい、最初から素直に救ってくれと言えば父親として尊敬されたでしょう。それでは王女様はお預かりします。カズマ王女様をお願いします」


「あぁ、分かった。それでは王女様は大切に致します。元気になったら我々の窓口として訪問するでしょう、その時はよろしくお願いします」

カズマは軽く会釈を国王にする。


カズマはそう言うと、王女の掛布団を退かして王女抱き上げると、ギンとルイは異次元空間に入って行き、イリアがカズマに傍にきて腰を手を添えて瞬間移動で拠点に帰る。

お読み頂きありがとうございます。

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