005話 グランが女性を拾って来る。
この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
カズマが畑仕事に精を出していたら、森へ遊びに行っていたグランが背に人を乗せて帰って来てカズマの傍にまで連れて来た。
「グラン、背に乗せてるのは人か。しかも女性じゃないか」
カズマは直ぐに女性をグランの背から降ろすと木を失っていた。
その女性は見たら彼方此方に深手を負っていて、ボロボロの服には血の跡が広がっていてかなり危険な状態であった。
カズマは女性を抱きかかえて寝室のベッドの上に寝かせて、それからお風呂場に行って桶にお湯を入れて棚からタオルを適当に持って寝室へ戻った。
寝室へ戻ると女性の元へ行き、ボロボロの服を脱がせて、肌に付いた血を濡れタオルで拭いて傷口に治癒魔法を掛けていく。
カズマは初めて真面に女性の裸を見たけど、そんな事を言っている場合ではないので、服はボロボロでもう着れる状態ではなかったので邪魔なので紐パン以外抜かせた。
身体に付いた血は全て濡れタオルで拭き取り、背中の傷から治癒魔法で治癒していったけど深手の傷は完全には治癒する事はできなかった。
とりあえずは今の段階で出来る事は治癒したので、後はきるものをハグリ達が作ってくれた生地でスポブラとパンティーも3着ずつ作りった。
続いて装備服も一式作り、肌着と部屋着になるティシャツとショートパンツを3着ずつ作り彼女にスポブラを着けてパンティーを穿かせて、その後にティシャツを着せて、その後にショートパンツを穿かせて、あとは意識が戻るのを待つしかなかった。
彼女が起きたらすぐに食事ができるように煮込み料理と焼肉を作ってアイテムボックスに仕舞ったあとに、グランとギンとルイ達に昼食の魔物肉と水を与えた後にカズマの昼食を食べた。
異次元空間の中に居るハグリとピンキーにも魔物肉を与えると、直ぐに魔物肉を持って異次元空間の中に入っていた。
ハグリとピンキーは異次元空間の中が気に入り、餌を与える代わりに糸と生地を作りアイテムボックスの中に入れてくれる。
昼食食べ終わってから、また彼女の所へ行き、額に濡れタオルを乗せて様子を暫らく見て世話をしたけど、呼吸はしているから大丈夫だと思うけど気が付いたらこちらの世界の状況を聞きたいと思っている。
治療が終えてから、ようやく彼女が意識を取り戻しすとカップに魔法で水を入れて上げて飲ませてあげる。
「どうも助けて頂き、ありがとう御座います」
「はい、命が助かって良かったと思ってます。残念ながら今の俺では治癒魔法で完全に治癒が出来ず傷跡が残ってしまいました」
「えっ、治癒魔法で治療をして下さったのですか。どう代金を支払ったら良いのか」
「えっ、代金ですか、支払いは結構ですよ、森の中じゃ、お金は使いませんから、あのお腹は空いてませんか、動けない様でしたら持ってきますが」
「え~と、チョッと待ってください。私が着ていた物とは違いますが、これは貴方が着せてくれたのですか」
「あっ、すいません治療する際に血だらけでボロボロでしたので、治療の邪魔でしたので申し訳ないですが一度全裸に致しました」
「あっ、でも仕方がないです治療の為でしたら、でもこれって随分と良い生地ですよね」
「あ~、スパイダーシルクと言うのですかね、俺の従魔の蜘蛛の魔物が作った生地と糸で作った物です。それしかここにはないもんで」
「ここは本当に森の奥なのですか」
「はい、多分そうだと思います。山の麓まで徒歩で1日で行けますけど」
「えっ、貴方はここがどういう森か知っていて住んでいるのですか」
「いいえ、気が付いたら、ここにいたので、あのお願いがあるのですが、人里ではどういった生活をしているのか色々と教えて欲しいのです。あっ、食事を持ってきます。口の合うか分からないですけど」
エイジは直ぐに用意します。
アイテムボックスの中からベッド用のテーブルを出して、テーブルの上に焼肉と煮物を並べてホークとスプーンとナイフを出して並べた。
「どうぞ召し上がった下さい」
「あの、今のはアイテムボックスですか、凄い方なのですね」
「そうですか、まあ、ますば食事を済ませてから、お話しましょう」
「そうですね、あっ、私の名はイリアと申します」
「あっ、そうでしたね、俺はカズマと申します。人と会話するなんて久し振りで名乗るの忘れてましたね」
「それではどうぞ、水もおかわりを入れて置きましょう」
「うん、美味しいですよ、塩と胡椒で味付けしてあるのね」
イリアは美味しそうに焼肉と煮物料理を食べる。
「はい、気に入ってくれたようで何よりです」
イリアが美味しそうに食べてくれたので嬉しくなる。
イリアが食事が済んだ後に今日のここまでの出来事を話してくれて、朝から冒険者ギルドの常時依頼の薬草採取の仕事をする為に森に入り、薬草を探していると10人くらいの男達に襲われそうになり逃げた。
途中で戦闘にもなったけど人数が多くて腕とか腿とかを斬られてとにかく必死で森中を逃げて最深部の方まで逃げても追って来ているうちに魔物やら魔獣とかにも襲われて戦闘は避けているうちに追手が来なくなった。
もう限界だと思っていたら熊の魔物に襲われそうになったところに黒豹の魔物が熊の魔物と戦ってくれたまでは覚えてると話してくれた。
「あの黒豹の魔物が来なかったら死んでたと思うけど、なんで私がここに居るのか分からないわ」
「あ~、黒豹の魔物は俺の従魔です。グランと言います。グランがイリアさんをここに運んでくれたんですよ、もう少し休んだ方が良いですね、微熱がありますから」
「うん、ありがとう、そうさせてもうわ」
イリアはそう言うと横になって眠る。
カズマはテーブルごとアイテムボックスに仕舞い、まだ熱ぼっいので念のためにSP10を使って氷属性を取得し熱が出た時に冷やせるようにしてから、寝室を出てからキッチンに行って洗いものをする。
「うっんん、うん、はっ、はあ~夢かこれからどうしよう、手が自由に動かないは冒険者の仕事も続けられないわ」
「どうかな、カズマ様の妻にならいかなイリアさん」
「貴方は、えっ、剣がしゃべるの」
「私はカズマの相棒の神剣シイラスと申します。女神イシリア様の手により創られて神剣です。カズマと夫婦の契りを交わせば完全治癒し神器の武器を一つ贈呈します」
「それでは魔剣とか貰えますか」
「聖魔剣イリアスを贈呈します。雷属性と氷属性を扱える剣です。それとカズマと1回営むごとに戦闘レベル1と魔法レベル1ずつレベルが上がります。MAXである99も越えられます。検討して下さい」
「あっ、消えた。それも好いかもね、彼と暮らすのも」
イリアは少こし不安が解消され落ち着いたので再び眠る。
カズマは畑仕事を再開してたまにイリアの様子を伺いに行きながら日が暮れるまで畑仕事を続けて、その後はキッチンに行って晩御飯の支度を始める。
「あっ、ここに居たのね、何だか好い匂いがしたわ、あの用足しをしたいのだけとどこですれば良いのかしら」
「用足し?ですか、あっ、トイレの事かな案内します。こちらです」
カズマは最初何のことか分からなかったけど、イリアの様子を見て察してトイレに案内をする。
カズマはトイレの使い方を念のために教えてからイリアに使わせて、それからキッチンに戻って料理の支度を再開する。
イリアは用を足しながらこんなに清潔感のあるトイレを初めて見て、こんな森の中に住んでいてかなり進んだ生活をしているのに驚き、さらにカズマに興味を持つ。
用を足した後に、奥にあるドアの先に何があるのか気になり覗いてみると、お風呂場があるのにも驚き、これなら妻になっても良いかなと覚悟を決める。
お読み頂きありがとうございます。
もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をお願い致します。
そうして頂ければ励みになりますので、宜しくお願い致します。




