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理不尽な異世界に転移し万能スキルを女神から授かり、森の奥で地味に暮らしていたらハレームな王国を築いていた。  作者: サカリ紅葉


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011話 王城で女子会を開く。

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 美味しいブラックオークの肉に舌鼓を打った翌日の朝になって朝食後にカズマは製品開発の為に拠点に残り、イリアとユリーナは王城のエリーナの部屋に瞬間移動して自室から国王の執務室に尋ねる。


コン、コン


「お父様、エリーナで御座います。お邪魔してよろしいですか」


「えっ、エリーナなのか、あぁ、直ぐに入っておくれ」


「失礼します。お早うございます。お父様、今日は同志のイリアも一緒ですわ」


「失礼します。イリアです。先日は大変お騒がせして申し訳ございませんでした」


「いや、本当にエリーナなのか、何と言うかあんなに痩せ細っていたのに、こんなに美しくなるとは、どんな魔法を使えばこうなるんだ。しかし元気になってくれて嬉しいぞ」


「うふふ、これもイリアがここから強引に連れ去ってくれたお陰ね、じゃなかったら未だにベッドの上で苦しんでいたわ」


「いいえ、しかし本当に危機的状況でした。国王様、正直言って女神様の気まぐれも相まってカズマを通し、エリーナに生きる力をお与えになったのですよ」


「そ”そうか、それにしても、あ~、それで先日の塩は随分と素晴らしかったが、あの塩も取引してくれるのか」


「うん、そうでしょう、私も感動したもの、それで昨日ブラックオークの集落があったからイリアと二人で全滅さたのよ、お肉を買い取ってくれるかしら塩と一緒にね」


「ブラックオークの集落だと、イリア殿と二人でか!それでどのくらいを買い取れと言うのだ」


「はい、これね、マジックバッグよ、その中に50体分ね、氷で固めた頭も一緒に入っているは証明の為にね、そっちのマジックバッグの中に例の塩が30キロ入りの袋が50袋よ総額100万エンで、どうかしらマジックバックの代金込みよ」


「姫様、中身の確認をしてもよろしいですか、出来れば査定をさせて頂きたいのです」

側近のランジンがエリーナに進言する。


「うん、良いわよ、その代わり早めにお願いね」


「畏まりました。陛下、すいませんが失礼します」


「うん、頼んだ。しかし、本当にブラックオークの集落を二人で全滅させたのか、しかし、いくら女神様の気まぐれで生きる力を与えられたとして行き成り、そんなに強く慣れるのものなのか」


「そうね、正直私自身も信じられないもの、因みに私の今の戦闘レベルは246よ、凄いでしょう」


「なに!246だと、限界突破したと言うのか、と言うとイリア殿は相当なレベルなのか」


「えっ、私ですか戦闘レベルでしたら503ですけど、それが何か」


「はっ、503だと、はぁ~、先日城を壊すと啖呵を切っておったが、あれは冗談ではなかったのか、頼むから城を壊さんでくれよ」


「オッホホ、いくら私でも同志のエリーナの実家を壊す訳ある訳ないじゃないですか、ねぇエリーナ、但し悪政を行ったらエリーナと二人で国王様にお仕置きは致しますけどね」


「あっ、そうだわ、冒険者ギルドってあまり評判が悪いみたいだけど、お父様の方で何か手を打ってあるのかしら」


「あ~、それは私にも責任があるの、エリーナの事が心配で手に付かず報告を受けておったが何も出来ず放置してしまった。今は手を尽くしておるがな、上手く・・・・・」


「ねえ、お父様、王家である証の短剣を3個を午前中に用意してくれる。私達夫婦の分よ、午後からギルドマスターをシバイて来るから、イリアも良いわよね」


「えぇ、喜んでシバキに行きますわよ、あぁ、国王様念のために新しいギルドマスターを手配してくれます。不良過ぎて迷惑だから交代する様に言って貰えますか」


「えっ、あ~分かった。短剣と本部にも頼んでおく。おい直ぐに王家の証の短剣と3個とギルド本部に新任要請を出す様に手配してくれ」


「はい、畏まりました。直ぐに、では失礼します」

3人の側近のうち二人が執務室から他部署に手続の為に退出して行った。


「お父様、私達これからお母様の所に行って女子会をするから、査定に問題なかったら100万エンと王家の証の短剣を3個を持って来てくれるかしら」


「うん、レミーナの所か、分かった。行っておいで、レミーナも喜ぶであろ」


「うん、それじゃ、あっ、今度王家直営の商会の立ち上げも真剣に考えて置いてね、それじゃ、よろしくね」

エリーナは言う事を父王に言ってからイリアと二人で王妃レミーナの部屋へ向かった。


「ふぅ~、ヤンチャ姫が本物のヤンチャになったな」

国王オシリスは娘のエレーナを見て可愛いかったヤンチャから恐ろしいヤンチャに変貌した事を憂う。


 エレーナはイリアと共に母親の王妃レミーナの部屋を訪れると妹のレイラも居て、エレーナは母親のレミーナと抱き合いながら挨拶をすると、次に妹のレイラとも抱き合い挨拶を交わす。


 その後にエレーナは母親と妹に同志であるイリアを紹介してソファーにイリアとエレーナが並んで座り、テーブルの向こう側に母親と妹が並んで座るとメイドがお茶を入れると王妃の後方に控えて立つ。


「お母様、これはお土産です。あとレイラにもね」

エリーナは下着セットを母親と妹にプレゼントをする。


「まぁ、凄く綺麗ね、肌触りも良いわ、これがスパイダーシルクの生地で出来てるのね」


「そうですね、それとこれからお母様には従魔の蜘蛛の魔物でハグリとピンキーを紹介するから直にドレスを作って貰おうと連れて来たの、だから怖がらないで大人しくしてくれる」


「まぁ、そうなの少し緊張するけど、滅多にないチャンスだわ、怖がらない様に気を付けるわ」


「おいで、ハグリ、ピンキー」

イリアがハグリとピンキーを呼ぶと異次元空間から白の蜘蛛のハグリとピンクの蜘蛛のピンキーがイリアの頭とエレーナの頭に乗って現れる。


「あら、案外小さくて可愛いわね、レイラも怖くないかしら」


「うん、お母様、意外と可愛いですね怖くはないです」


「そうでしょう、ただ人見知りするから騒がれると直ぐに異次元空間に逃げちゃうから騒がないでね」


「そうね、マネキンを出さないとダメね」

イリアが母親の寸法を見て測り合う木製のマネキンをアイテムボックスの中からだして王妃の隣に置く。


「キッキー、キッキー」

白のハグリが先にマネキンに乗って糸をマネキンの胴体に巻き付けていく。


「キュイ、キュイ」

ピンクのピンキーもマネキンに乗ってハグリがマネキンに巻き付けた糸にピンキーが出した糸で編み込み、ミルミルとドレスの形に仕上げていく。


その様子を母親のレミーナと妹のレイラは興味深くワクワクしながら見つめて、どんなドレスが出来るか目が離せなくなっていた。


 その間にイリアは妹のレイラのマネキンを用意して、母親用のマネキンの隣に置くと水色とパープルの組み合わさったドレスが完成すると、妹のマネキンに乗り移りドレスを作り始める。


「まぁ、素敵、直ぐに試着しなきゃ、セイラ手伝って」


「はい、畏まりました」

メイドのセイラ


「う~ん、良いわね、どう似合うかしら」

レミーナ、スパイダーシルクの生地で作ったドレスを試着して出てくるとエリーナの前に来て感想を聞く。


「えぇ、良く似合っているわ、お母様」

エリーナは嬉しそうにしている母親レミーナを褒める。


「う~ん、贅沢だわ~、軽くて快適だわ、肌触りも気持ち良いわよ」

王妃レミーナはドレスを着てみて、着心地などを称賛する。


それから王妃レミーナはドレスを3着をパープルと紺と青を基調とするドレスをハグリとピンキーに作って貰い、妹のレイナは白と赤の2着を作って貰っていた。

お読み頂きありがとうございます。

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