010話 エリーナは森の最深部で暴れる。
この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
朝を迎えて寝室の窓から朝の陽射しが射しこみイリアとエリーナが同時に目が覚めて二人の目が合うとニコッと微笑み挨拶を交わす。
「お早う、エリーナ」
「お早う、イリア、うふふ、昨晩の特訓は良かったは、どのくらいレベルが上がったかしら、え~と、うふふ、戦闘レベルが232まで上がってるわね、やったわね」
「うふふ、それならカズマの用意が出来しだい王城へ行けるわね、そう言えば王妃様に会ってないわね、王妃様と女子会とか出来ないかしら」
「あぁ、それなら出来るわよ、それじゃ、カズマの用意が出来たら一緒に城に行きましょう、お母様とついでに妹も紹介するわね」
「そう、ならお土産も用意しなきゃね、そうだハグリとピンキーを連れて行きましょうか、スパイダーシルクの生地で色々と作って差し上げましょうね」
「うん、それが一番喜ぶわね、良いと思うわよ」
イリアとエリーナは互いに親睦を深め合いながら会話を楽しんだ後にカズマを起こし二人でカズマとモーニングキスを交した。
それから3人でお風呂場へ行きシャワーを浴びてから朝食を作り、朝食を従魔達と一緒に食べてからカズマは山の麓まで行き岩塩と鉱石の採集を行い、イリアとエリーナはギンとルイの背に乗って山側の森へエリーナの実戦訓練に向った。
「エリーナ、今日は10体狩ったら終わりにしまょう、神剣シイラスから狩り過ぎないように注意されてるから拠点を守る要にもなっているから」
「あっ、なるほど、そう言われればそうよね分かったわ、あっ、空に大きな鳥の魔物が飛んでいるわね、生け捕りにしてティムしちゃおうと」
エリーナはギンの背に乗ったままアイテムボックスの中から聖魔弓エレザードを出して標的に狙いを定めてマーキングする。
「エッイ、イッケー・・・・やったー!命中、ギン落下地点までお願いね」
エリーナはマーキングを付けて直ぐに魔矢を放つ。
エリーナが放った魔矢は見事大型の鳥の魔物の腹に命中し落下すると、直ぐにギンとルイは鳥の魔物の落下地点へと走り出す。
エリーナが落下地点に到着すると体長が4mくらいの大物の雷鳥の魔物で腹に魔矢が刺さりピクピクと全身を振るわせていた。
エリーナはギンから飛び降りて、地面の上でピクピクと震えている雷鳥の傍に寄っていき片膝を地につけて雷鳥を見る。
「うっん、貴方を助けて上げるから私の従魔になりなさい。ライムと命名します」
エリーナは雷鳥の額に右手の平を当てて魔力を流しながらティムを念じてライムと命名すると雷鳥は一鳴きして応じる。
「クワァ―」
雷鳥は心地良い魔力を体内で感じ痛みと痺れも収まり、エリーナの命に従い従魔契約を受入れた。
「やったわ、従魔契約に成功したわ、ライムよろしくね、私の癒しの空間でお休み、チュッ♡」
エリーナは従魔契約が成立したので、ライムの額に口付けをしてエリーナの異次元空間にライムを収容した。
「うふふ、良かったわね、う~ん、私も空を飛ぶ魔物が欲しいわね」
イリアがエリーナが雷鳥とティムが成功して羨ましくなり空を見上げると、もう1体イリアの方へ向かって飛んでくる魔物を見つけた。
「エリーナ、気を付けて空からまた鳥の魔物がこっち向かって来てるわよ、今度は私がやるわね」
「うん、分かったは頑張ってね」
「任せて」
イリアはルイの背に乗りながらアイテムボックスの中から聖魔剣イリアスを取り出して抜刀して剣先に雷属性の電磁波を纏い待ち構える。
鳥の魔物はイリア達の方へ向かって真っすぐ飛んできてイリアは間を図る。
「未だ喰らえー」
イリアは聖魔剣イリアスを空から向かってくる鳥の魔物に向って振り抜き電磁波の塊を鳥の魔物に命中してイリア達の少し前に落下した。
落下した鳥の魔物は全長が4mくらいある大物の鳥を見て、イリアはルイから飛び降りて傍に歩み寄り、頭の傍で片膝を地について頭の額に右の掌を当てて魔力を注ぐ。
「あら、これは鳳凰かしら、まぁ、いいわ、貴方に私の加護を授けます。命じます私の従魔となりさい。ルースと命名します」
「クルゥ」
鳳凰はイリアの心地良い魔力を感じてイリアの従魔になる事を従う。
「うふふ、ルース、私の癒しの空間で休んでね、チュッ♡」
イリアはルースの額に口づけをして異次元空間の中に収納した。
「うふふ、イリア、これから先が楽しみね、う~ん、これで残り8体くらいで今日は止めて拠点に帰りましょうか」
「うふふ、そうね、今日はエリーナの訓練ですもね、1体頂いてゴメンね」
「別にいいわよ、お陰で念願も叶ったしね、それじゃ、訓練を再開しましょう」
エリーナもこんなに早く従魔が得られるなんてラッキーだと思い訓練に集中する。
エリーナは訓練を再開した後は訓練に集中し森の中を駆け巡り、聖魔弓エレザードで遭遇する大型の魔物を次々と魔矢を放ち討伐していきアイテムボックスに自動収納して行った。
今日のエレーナの訓練はあっという間に終わり、エレーナは何か物足りなさを感じながらも何とも言えない思いが駆け巡る。
「う~んん、終わっちゃったわね、何か物足りなさを感じるけど、でも不思議な感じね、先日まで何時死ぬのかなと思いながらベッドの上で寝込んでいてのよね、それが一夜にして人生が180度変わったんだもの」
「そうね、私もカズマに出会えなかったら、多分、もうこの世に居なかったわね、それが元気でいられてる。縁って不思議よね」
「あら、イリア、魔物が沢山居る所がこの先に在るけど、どうする」
「えっ、あっ、これは何かの集落かしら、スタンピードではなさそうだけど集落だったら潰したほうがいいわね、偵察に行きましょう」
「了解、どのみち暴れられそうね、腕が鳴るわね」
エレーナはやる気を出して魔物が集まっている現地へ向かって、イリアと共にギンとルイの背に乗って向かった。
魔物が沢山反応が合った現地の傍に来てギンとルイには普通サイズに変化してもらい木陰から覗いてみるとブラックオークの集落で100体位は居た。
「ブラックオークか、魔物の素材としては最高素材よね、欲しいわね、美味しいのよね、ブラックオークのお肉って一度食べたけどう~ん、思い出すだけでお腹が減りそうだわ」
「そうね、集落だから親玉が居るわよね、キングかしらジェネナルかしらね」
「まぁ、とりあえず、やらして貰うわよ、エッイ」
エリーナはアイテムボックスの中から聖魔弓エレザードを出して空に向けて、サーチ魔法で反応した点をマーキングして氷属性の魔矢を射抜く様に放つ。
イリアも集落の中にギンとルイを連れて駆け抜けて行き苦しんで生きてるブラックオークに止めを刺して自動収納して行く。
最後に残っていたのが体調10mは在りそうなブラックオークキングがイリアとギンとルイの前に立ちはだかった。
後方からエリーナがブラックオークキングの頭にマーキングして雷属性を魔矢を放つと額に見事に命中して能に高圧電流を浴びて焼付き倒れて自動収納された。
イリアは全滅した集落の中心地辺りまで行き、聖魔剣イリアスの剣先を突き刺して浄化魔法を地面に放ち、聖地として浄化して魔物が寄らない様にして集落を作らせないようにした。
その後にイリアとエリーナはハイタッチをして上機嫌でギンとルイの背に乗って拠点まで戻りブラックオークの肉を使った料理を作り始める。
二人でブラックオークの肉料理を従魔達と共に肉の芳醇な香りを堪能し舌鼓を打ち、会話を楽しみながら昼食を食べていた時にカズマも戻り、カズマの分のブラックオークの肉料理を出して一緒に食べた。
お読み頂きありがとうございます。
もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をお願い致します。
そうして頂ければ励みになりますので、宜しくお願い致します。




