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第二十七話 『散策』


 

「さすがに喉が渇いたな…」


 荷解きが終わりエルフたちが用意してくれた樹の家で寝っ転がって身体を休めている。外に出ていると昼夜の感覚があやふやになってしまうがたぶんまだ夕方にもなっていないだろう。そこまで時間が経っているとは思えない。


 俺は寝っ転がっている身体に力を込めて勢い良く立ち上がりそのまま部屋を出て階段を下る。エルフたちが暮らしている樹の家はマンションのような構造になっていて三十人近くいるリーネの海賊団に一部屋ずつ割り振れるぐらいは部屋がある。


 一本の樹でもこれだけの人間が生活できるのだからエルフの里はかなりでかいのかもしれない。


 いや、見た限りエルフの数は百人もいない。五十人もいれば多すぎるぐらいだろう。それだけの数にマンションのような家があるというのは凄いものだ。


「これってどうなってんだ?」


 それよりもこの樹の家が気になってしかたがない。中身をほとんど刳り貫いて俺たちが暮らせるような居住区にしているのにまだ生きているようだ。手で壁を優しく触るとこの樹の鼓動が伝わってくる。絶対に枯れることがないと触れた場所から感覚的に伝わってくるのだ。


「いや、そんなことよりも水ってどこにあるんだ?」


 荷解きと言うそこそこ大変な仕事を終えた後だからか喉が渇いてしかたがない。まあ、他の部屋には入りずらいし、外に出れば誰かいるだろう。


 そんないい加減に考えのもと一階にある円形のドアを開く。お洒落だなと考えながら円形のドアを跨ぐように出ると――


「アンタ、何やってるの?」


 都合よくヘルガがドアの目の前を通りすぎていた。


「喉が渇いたんだけど水飲み場ってどこにあるかなって…」


「アンタたちって確かユニコーンの角を持っていたはずよね? あれさえがあればどんなに汚い泥水でも海水でも飲み水にしてくれるはずよ?」


「……新入りだから何も知らなくてさ。できれば案内して欲しいんだけど」


「はぁ? なんでワタシがアンタのためにわざわざ道案内しないといけないの!? 暇そうにしている他のニンゲンをあたりなさい!」


「いや、ヘルガだから頼んでるんだけど」


 アリアさんに頼まれたこともありヘルガともう少しでもいいから話したい。こいつがどうも人間嫌いには思えないのだ。だからリーネやアリアさんの言い分を理解するためにも俺は彼女と話がしてみたい。


「………フン、アンタついに他のニンゲンに見捨てられたの?」


「やっぱりダメならいいけど」


「……連れっていてあげてもいいけど、少しでも遅れたら置いていくから」


 そう言ってヘルガは俺を待たずに歩き出してしまった。なんやかんやで連れて行ってくれるのは優しいというかわかりやすいというか……


 まあいい。もしアリアさんが言う通りに彼女が本当に人間嫌いだとしても構わない。哀れみで俺と話してくれるだけでも有難い。それだけでも少しは距離が縮まる気がするからだ。


「遅い!」


「……は、はい」


 そんなことを考えているとヘルガが振り向きざまに喝を入れてきた。俺は何も反論できずに彼女の後に続くようにエルフの里を歩いていった。



 ※※  ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「ニンゲン。アンタって本当に体力がないわね。見ているだけでも哀れになるわ」


 ヘルガは俺に向かって呆れたような声色で話を掛けてきた。


 それは仕方がないだろう。ゲームでは森人と表記されることもあるエルフと数か月前までただの学生だった俺だ。しかも中学生のときの空手部を辞めて、高校では最低限の運動しかしていない。強いて言えばあいつらとバッティングセンターぐらいにしか行ってたぐらいだ。


 そんなヤツが森に住むエルフと体力勝負で勝てるわけがない。


 何本ものマンションのような構造をした馬鹿でかい樹々を抜けると同時にエルフの里を抜けたらしい。上がった息を整えるように頭上を見上げると樹上にはツリーハウスも橋もなにもない。そもそも建造物がない。


 行き道と同じように何処にいるのか分からなくなるほど同じような景色だ。それと三十分ぐらいは歩いたが水場にはまだ着かないんだろか?


 我が儘を言うようで彼女には申し訳ないがいい加減本当に限界だ。喉が渇いた。この森に住むエルフたちは水が飲みたいと思ったらこんな道のりを頑張って行かないといけないのだと考えるだけで同情する。いや、彼女たちはこの森を自由に飛んで移動しているので問題ないか……


「ほら、着いたわよ。ここが水場よ」


 樹の根を横切るとヘルガの言う水場が見えた。だが、それは水場というよりも水溜まりのような小さい池だった。顔よりも大きな葉っぱが浮かんでいる。しかもここは太陽が葉っぱの隙間から見えている。


「……なあ、これって本当に飲んでもいい水なのか? 煮沸とかなくても飲めるのか?」


「失礼ね、ここにはユニコーンの角が湖に深くに沈んであるの。だから飲んでも大丈夫どころか、この大陸で一番綺麗な水よ! 嫌なら、そのまま干からびればいいじゃない」


 両腕を組んでそっぽを向いてしまった彼女を前に俺は水場を観察していた。ユニコーンの角というのはまだ見たことがないがこの水はスゴイ澄んでいるように思える。手のひらをお椀のように丸めて水を掬ってみたが冷たくて美味しそうだ。だからヘルガの言葉を信じて試してみることにした。


「本当だ、冷たくて美味しい」


「当たり前でしょ! ワタシたちエルフの水場だもの!」


 渇いた喉に冷たい水が全身に染み渡る。生き返るという表現はこの時のためにあるんだろう。いや、俺はもう死んでいるんだけど……


 美味しい水を口に運んでいると湖の中心に白く清らかな何かが煌々としている。あれがユニコーンの角なのだろうか。そう確認しようとヘルガの方に顔を向けると矢が飛んできた。


「うわ、ッぶね! 何すんだ!」


「何よ、助けてあげただけじゃない。ほら後ろを見なさい!」


 ヘルガの飛ばした矢が刺さっているところを見ると蛇がいた。俺をギリギリ絞め殺せるぐらいの大きさをしたの大蛇だ。鱗が木の枝のような色合いで擬態しながら近づいてきていたことに気付かなかった。


「何か言うことがあるんじゃない、ニンゲン?」


「あ、ありがとうございます」


「……フン、それでいいのよ」


 自分で仕留めた大蛇の目を貫通している矢を引き抜いてヘルガはそう言った。やっぱり危ねぇよこの森。俺みたいな普通の人間がたった一人でこの森に入ったら迷子になるどころの騒ぎじゃない。蛇に食われて死んでしまう。 


「それにしても蛇か……」


 そんなことを考えているとヘルガが何かを苦々しく噛みしめるように呟いた。


「ヘルガってもしかして蛇が嫌いなのか?」


「……大っ嫌いよ、でも美味しいからね」


 ヘルガは大蛇を背負い歩き始めてしまった。大嫌いでも美味しいから里まで持って帰るなんて逞しいなエルフって。いや昔の人間もそうだったのかもしれない。現代に生きる俺は嫌いだからと遠ざけすぎているのかもしれない。


 俺もヘルガのように生きてみたいものだ。こっちで頑張っていればいつかは逞しい男になれるのだろうか?


「あ、ちょっと、置いてくなよ」


 俺はヘルガの後を追う。いつの間にか頭を落として、尻尾までの皮を剥いて、水で洗ってしまっている。あの一瞬で下処理をすべて終わらせていたようだ。俺の太腿にあるヒビキと買った短剣で……


「これ返すわ」


「……うん」


 別にいいんだけどさ。助けてくれたし、ここまで案内してくれたしね。だけど一言ぐらい欲しかったな。


「これからあの里に帰るのか?」


「ええそうよ」


「……そうか」


 話す内容がない。蛇をどう料理するのか聞くか? いや、二言ぐらいしか続かないだろう。それにヘルガの雰囲気が変わった。大蛇と見てからさっきまであった愛嬌と言うべき柔らかさがなくなった。もっとピリピリとしている。


 というかエルフとの話題が分からない。今思ってもすごい状況だな。でも、そうか、俺ってエルフと話しているのか。周囲を警戒しているのかちょっとだけ尖がっている耳がピクピクと揺れている。こいつの耳ってカーリと比べて小さくて可愛いな。


 いや、こんなことを考えている場合じゃない。アリアさんとの約束もあるし、このまま無言で帰るのはかなり気まずくて嫌だ。


 エルフとの話題って何があるだろう。彼女は俺の現世での話は嘘だと思っているし、こっちに来てから日が浅い俺にはうまい話の一つもない。話題の手札がなくて詰んでいる。いや、そうだ。こっちにはエルフだけじゃなくて、ドワーフもいると聞いたな。これなら……


「なあ、ヘルガ。エルフって俺たちみたいにドワーフと交流ってあるのか?」


「はぁ? 急に何? ドワーフたちと交流なんてあるわけないでしょ?」


「いや、俺たちとはあるからドワーフたちともあるのかなって、素朴な疑問?」


「……アンタたちが特別なだけでワタシたちは他のニンゲンとも交流はないわよ。だからせいぜい私たちと話せることをありがたく思いなさい!」


「はいはい、そう思ってますよ。…………エルフとドワーフって違うんだな」


 ボソッと小声で呟くぐらいだったがヘルガのちょっとだけ尖がっている耳は聞き逃さなかったようだ。


「ちょっとアンタ、今なんて言ったの? 聞き逃さなかったわよ!」


「え、何ってエルフとドワーフってそこまで違うんだなって」


 いや、エルフとドワーフが種族的に違うなんてことはもう当たり前のように分かっているんだけど。俺にとってはどちらも実在するファンタジーだ。アリアさんの言う偏見を持っていないとはこのことかもしれない。


「全然違うわ!!」


「そんなに怒ることかよ」


「当たり前でしょ! あんな耳を切り落とす種族と一緒にしないで」


「耳を? 何で?」


 エルフ特有の価値観なのかもしれない。だけど耳や鼻を切り落とすという行為は戦国時代には首の代わりになっていたし、他にも多くの場合に刑罰を科すという側面があると聞いたことがある。いや、それが異常だと判断できる彼女の方が正常な感覚なのかもしれない。耳を切るって確かに恐ろしいな……


「知らないわよ! 話したこともないしね。だけど昔っからいい噂は聞かないわ」


「噂は噂だよ。そんなことよりみんな仲良くできたほうがいいと思うけどね」


「フン、ニンゲンがそれを言うの? アンタたちはずっと争いが絶えない種族じゃない。それにね、噂を立てられるのはそれ相応の理由があるからよ! 甘いのはその締まりのない顔だけにしなさい!」


 ヘルガがそう言うと同時に風が巻き起こった。これはきっと彼女ではない。何が起きたと思い風が吹く方へと顔を向けると上から男のエルフがゆっくりと降りてきた。この男は解体したグリフォンが入った箱を運んでくれとエルフだ。


「ヘルガそれは言い過ぎだよ。ドワーフのことはオレたちよりもニンゲンの方が詳しいはずだ。オレたちは外の事情を何も知らない」


 彼女を注意しているこの人はサラサラな髪をオールバックにしている。エルフだからと言うべきかその微笑む姿には中性的な色気がありとても美人だ。


「さっきのニンゲンだな。名前は?」


 ヘルガに向いていた緑色の瞳が俺の方を向いた。


「平坂仁です。仁って呼んでください」


「ああ、よろしく。オレはホヴズだ」


 そう言うとホヴズと名乗ったエルフの爽やかな青年は右手を俺に差し伸べきたので俺は戸惑いながらもその手を握った。まあ、ただの握手だ。


「そうだカーリがオマエを呼んでいたぞ。早く帰った方がいい」


「……ええ、分かったわ。ワタシの代わりにそのニンゲンをお願い」


「ああ、任せておけ」


 ホヴズとの会話を終えるとヘルガはこっちを見ずに里の方角へと走り去ってしまった。その姿が見えなくなると


「さてとまずはお礼を言わないといけないね。ジン、ヘルガと仲良くしてくれてありがとう。ヘルガは素直じゃないから大変だろう?」


「はい、でもやっと彼女との関わり方が分かってきました」


「それならば良かった」


 ヘルガが見えなくなると同時にホヴズさんが話し掛けてきた。なんでエルフたちの声はこんなにも落ち着くのだろう。彼の理知的な雰囲気もあるかもしれないがそもそも声がいい。心の底から羨ましいと思ってしまうほどには……


「それでカーリさんの用事って何でしょうね。もしかして俺たちって来るタイミングが悪かったですか?」


「いや、そんなことはないよ。オレたちもオマエたちが来ることは事前に分かっていたしね。……ヘルガには内緒だがカーリはたぶんオマエたちをもてなす宴の準備を手伝わせようとしているんだよ。ヘルガが素直にニンゲンのために手伝うとは思えないからね」


「あーなるほど。確かにそうですね」


 ホヴズさんの言う通りヘルガが俺たちのために何かをしてくれるなんて考えられない。『はあ? 何でワタシがニンゲンなんかをもてなさないといけないのよ!』とか言いそうだ。いや、絶対に言う。その光景を頭の中で思い描き少し笑ってしまった。そこでやっとホヴズさんの片耳に耳飾りがついているのに気付いた。


「そのイヤリング綺麗ですね。凄く似合っています」


「うん? ああ、この耳飾りのことかい? それはありがとう。これは妻から貰ったものなんだよ」


「え、奥さんがいらっしゃるんですか? まだすごい若く見えますが」


「……エルフとニンゲンの基準を同じにしない方がいい。オレたちは身体が狩りができるほどの大きさに成長するとニンゲンと違い、年を取らなくなる。つまりオレたちは半永久的にこの姿のままだ。この姿のまま何百年、何千年といった時間を仲間と過ごす」


 ホヴズさんは困ったように整った眉を下げて俺に注意をしてきた。いや、ヘルガを見ているとエルフは自分の種族をとても誇りを持っているようだ。ここは素直に謝っておこう。


「それはすいません。まだ、こっちに慣れていなくて……」


「いや、怒っているわけではないよ。ただ気になっただけで……ああ、またか、ごめんね。普通に話しているつもりだったのだけどニンゲンの言葉はどうも、微細な意味合いを伝えるのが難しい。妻からも怒っているように見えるから気を付けた方がいいと言われていてね、不快にさせたのなら謝るよ」


 彼はさっきまでとは打って変わり、親に叱られる子供のように落ち込んでいた。頭を抱えて「本当にごめんよ」と何度も繰り返している。可愛いなこのエルフ。


「そうなんですね。ちなみに……奥さんって、もしかしてカーリさんのことですか?」


「え、よく気付いたね。オレってそんなに分かりやすかった?」


「いや、カーリさんの名前が出たときだけ何というか雰囲気が優しくなった気がしたというか、えっと……そんな感じです」


 理知的で相手を落ち着かせる雰囲気があるホヴズさんだけどカーリさんの名前が出たときだけ口角がニヤケているように感じたんだ。俺はずっと人の顔色を伺って生きてきたがホヴズさんはかなり分かりやすい方だと思う。


「そうだよ。カーリはオレの妻なんだ。あ、あとさん付けはやめて欲しい。あまり慣れていないんだ」


「え、あ、はい」


 今更かよとも思ったがそういえばカーリも嫌だと言っていたな。やっぱり慣れないと嫌なものなのか?


「この耳飾りはね。カーリがオレに夫になれと言われたときに渡されたものなんだよ。あ、知ってるかい? エルフ(オレたち)はね結婚相手に自分の対となるように自分がつけているのとは反対側、もう片方の耳飾りをあげるんだよ。結婚している証として、また、死がふたりを分かっても心は常に共にあると示すために。ニンゲンにも似たような風習、文化があったよね? 確か……」


「……指輪ですか?」


「そう! それだ、指輪だよ! それと同じ意味があるんだよ!」


 自分の知識を自慢するようにフンと胸を張って熱く語っているホヴズさん、いや、ホヴズを見ているとイメージが崩れてしまう。さっきまで滅茶苦茶知的でカッコよかったのに……


「まあ、これもヘルガに聞いたんだけどね」


「……そうなんっすね。気になったんですけど、ホヴズさんって……いや、ホヴズってヘルガとどういう関係なんですか?」


「ああ、えっと。ニンゲンの表現、呼び方だと、親類じゃなくて……確か、叔父ということになるかな? ヘルガはカーリの妹の娘だからね」


「叔父なんだ」


 というかカーリも叔母なのか。てっきり俺はカーリがヘルガの母親なのかと思っていた。彼女のヘルガを見ているときの目には慈愛のような深い愛情があると感じていたけど気のせいだったみたいだ。


「なら、ヘルガの母親って誰なんですか?」


「………死んでしまったよ。ヘルガを出産したその日にね」


「あ、そうなんですね」


 またやった。レインちゃんの時もそうだがピンポイントで相手の地雷を踏み込んでしまった。気まずい。かなり気まずい。あまりにも気まずい。


「そろそろ戻ろうか。客人に迷惑をかけると後で、オレもカーリに怒られてしまうからね。ほら、手を貸して?」


 空気が悪くなると思ったのかホヴズがそんなことを言ってくれた。


「ああ、でもどうして手を?」


「決まっているだろ? こうするんだよっ!」


 ホヴズがそう口にした瞬間――風が俺たちを囲むように巻き起こった。足が地面から離れた。浮いている。巻き起こった風を纏ってエルフのように浮かんでいる。


「……二人が限界だけど、こっちの方が速く着く!」


「うっわ! はやぃって!!」


 俺はホヴズに抱き着くような姿勢になってジェットコースターのような速さでエルフの里に向かい飛んでいった。


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