真実の花
その事実が
以前までの俺ならば
立ち直れないほどの苦しいものだったということ
そして今の俺がそれに
大した衝撃を受けないのが
別に強くなったわけでもないのだということ
通り一遍の落胆に飽きたから
意地悪なナビゲーターのように
君よ 俺をミスリードしてくれ
クソのような人生を
クソのような音楽が彩っている
そこに真実の花が咲くとしたら
それはきっとあんな色をしている
後悔しているわけじゃないんです
本音よりも強い建前を!
それを本音にする
その鎧を着こむ
血肉にする
俺よ 健全であれ