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私を愛して  作者: 水無月華蓮
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ー愛が欲しい私の、ただ愛を求める物語ー

”親は子にとって宗教と同じだ”






作家?偉人?誰かがそう言った。



私はこの言葉を聞いて妙に納得した。






”人生とは選択の連続である”


これも誰かの名言。



でも私はこちらの言葉は嘘だと思った。




生んでもらえるかも母親次第、無から始まる人生、食事も住居も何もかもが親次第。


裸で生きていくのが当たり前だと思ったら子は裸で暮らしていくだろう。



他の子を見て自分は普通じゃないと理解し、自分の感情や道徳を知れば別だが、そうじゃない環境だとしたら?



生まれる親も何も選択出来ないのに、人生は選択だと本当に言えるのか?




親が宗教なのは事実だ。



子にとって親は宗教神。神様と同じなのだから。






では母親になった私は神なのか?


子を殺すことさえ神なら許されるのか?










頭の中でそんな言葉がグルグルと回った。






そして我に返る。





暗い部屋、寝具の上、隣には最愛を誓って結婚した旦那。


目の前には1歳になる我が子。



私は我が子の首に手をかけながら今夜もこんな事を考えずにはいられないのだった。



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