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17.

作者: 古林
掲載日:2019/05/21

自分が非凡であると望むばかりの、思春期の17才には現実もみえていないんだ。

ただ単に夜を明かし、常識に定められたルーティーンのように支度をし、学校に行く。なんの変哲も無い面白くも無い日常が退屈で、たまらない。

そんなことを考え受ける授業には、何の意味も持たないのだろうと思いながらも、教室のマネキンになるために、ペンを持ち、前を向く。私にはそれ程しか出来ることは無いんだ。

少し前まで、自分には何らかの大きな力がある。だの、自分は特別なんだ。なんて考えていた輝かしく青い日々さえ、今はただ、屈辱や後悔として私に牙を向ける狼でしか無く、私はその幻獣によって、私の首を内側から締めてしまうような感覚に陥る。

『あぁ、思春期ってこんなにも無残なのか。』

なんて、ただの方の青い未成年が嘆いても、タバコやビールの1つも渡してやくれない。ましてや、そう考えることを、否定するように見える社会とやらに、押し潰されていく私達を見て、大人たちは嘲笑っているようにしか私にはみえないんだ。



そんなことを考えているうちに、終業のチャイムが鳴り響き、生徒たちの怒号にも聞こえるような騒ぎが耳にへばりつく。



反社会的とも取れる私の思考でさえ、世界観でさえ、価値観でさえ、人生観でさえ、社会に晒されているんだと考えると、身体だけでなく、心まで社会という病に侵されるようで、私は怖く、それに耐えられなくなったとき、私は学校に通うという、世間一般の常識的行動を、やめてしまった。



その時からだろうか。本格的に世間は私に牙を剥き、後ろ指を指されていると感じるようになったのは。



こんなことを考えることさえ辞めてしまいたく、しかし、その『こんなこと』を、半ば私の心に飼っている私はその思考をやめれるはずもなく、気がつくと私は、18階建のビルから空を飛んでいた。

愛読ありがとうございました。

素人の若造の作品をわざわざ読んでくださって本当に感謝します。ありがとうございました。ぜひ感想お聞かせください。

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