第4話
「それで、俺の最後はどんな感じでしたか?。正直何も覚えてないのですが。」
蘇生されとはいえ自分が何故死んだのかは、やはり気になる。一応結末くらいは聞いとかないとな。プルトゥーの方を見ると、何やら言いにくそうにしていた。
「本当に聞きたいのですか?後悔しませんか?。」
そうとう酷い死に様だったのか、こちらを伺うように聞いてくる。正直スプラッタは苦手なんで聞くべきかまよっていると。
「それがねー、相手は角が折れたくらいで命に別状なかったんだけど、もう可っ笑しー。」
角?ちょっと待て一体何と事故った。
「スクーターで森の端を走ってたら、森から飛び出てきた大っきな鹿に、横からドーンって、ヒューンって飛んでって犬○家って感じで田んぼにグサー。頭の打ち所が悪くて死んでしまいました。享年20歳でした。」
神妙な顔をしていたのは最初だけで、もう取り繕う様子もなく、なんちゃっては話し出した。
チクショー嫌いだド田舎。って言うか、これは、怒っていいよな。フリかな?フリだよな。よーしと青筋たてながら微笑み、なんちゃっての胸を鷲掴みにしてギリギリと捻り上げた。
「イタイ、イタイ、イーターイー。ちょっと不敬よ、女神の胸になんて事するのよ、そう簡単に人が触れていいものでは無いのよ。はなーしーてー、ほらプルトゥーも、何とかして、助けて。」
プルトゥーはというと、どこから取り出したのか、高そうなティーセットでお茶を飲んでいた。ガン無視である。
「ヘネス様の扱いは、そんな感じで結構ですので詳しい業務内容は明日にでも話しましょう。あと、仲間になったのですから。もう少し砕けた話し方で構いませんよ。時間はあまり無いですが、この世界に慣れていってください。個室に案内しますので、今日はゆっくり休んでくださいね。」
なんちゃっての悲鳴と共に夜は更けていく。おっぱいって、初めて触ったけど案外なんの感慨もなかったな。やっぱりこういうのはシチュエーションが大事だな。よし、ノーカンで。