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宇宙の果ての、その先へ  作者: 葵邑
1/1

プロローグ

大昔の人は夢を見た。

地平線の先には、いったい何があるのだろうか。

その先にはどんな世界が広がっているのだろうか。

大地を歩き、旅をして、その先に広がっていたのは

大きな、大きな海だった。

人は、大海原の先に夢を見るようになった。



昔の人は夢を見た。

水平線の先には、いったい何があるのだろうか。

その先にはどんな世界が広がっているのだろうか。

海の果て、その向こう側へ。

ひたすらに進んだ人類が見たのは、重力に縛られたまぁるい星の不思議だった。



地球は丸かった。

空の果ても、海の果ても、世界はどこまでも続いている。

ぐるぐる、ぐるぐる。

何週しても、どこまで行ってもそこは地球だった。

重力に縛られている限り、果てなどない。

だから人は、重力の鎖を振りほどいて飛ぶことにした。

空の向こうにあったのは、どこまでも広がるような、宇宙だった。



今の人は夢を見る。

宇宙の果ての、その先にはいったい何があるのだろうか。

どんな世界が広がっているのだろうか。

それは地の果てにあった大海原のような世界だろうか?

海の果ての先のように、くるっと回って一周してしまうのだろうか?

空の向こうに広がる宇宙のように、光という鎖の先には広い世界があるのだろうか?



未来の人は夢を知る。

宇宙の果ての、その先にあった世界とは――――――――




宇宙歴4000年。

人類は、宇宙を踏破した。


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