二章「エラー」
遅くなってごめんなさぁぁい!!
データ消えたりデータ消えたりテストあったりしてできなかったんですぅぅぅぅ!!
ほんとこんな拙い作品でも見てくれるならどうぞ!
(できれば酷評でもいいから評価欲しい…)
どうやら 目覚めるやいなや唐突に間の抜けた声をあげた人...少女はあたりをキョロキョロと見渡していた。状況を把握出来ていないようだった。そして俺達を見つけると
「あなたたちは...誰...?」
と質問してきた。
「私はアンダーという。こっちのがカルルだ」
「......アンダー...カルル...」
「そうだ...一応話せるみたいだな」
アンダーの様子を見るとどこか意気揚々としていた。自分が長年追ってきたものの正体が見えたのだ。心踊らずにはいられないのだろう。しかし、半面、少女はそれっきり下を向いて黙りこくってしまった。会話が途切れ、どこか気まずい雰囲気が流れる。
あたりは沈黙に包まれていた。なんでこういう時に限ってアンダーは喋らないのか。今こそ自慢の知識を語る時だろ...。そう思い、チラッとアンダーの方を見る。
アンダーは少女をじっと観察していた。色々と頭の中で考えているのだろう。そのせいか少女は視線に戸惑っていた。
このままでは埒が開かない。ここは俺から質問をして流れを作ろう。一言も喋ってないし。
「えーっと...名前はなんて言うんだ?」
「名前...ない。なにも思い出せない...」
「...」
本当になに話せばいいんだこれ...。この空気は辛すぎる。
少女は突然、話し掛けられたせいか戸惑っているようだった。なにか話すことがないか、とアンダーではないがついじっと少女を見てしまう。
頭、首、胴体、腕、足、細部に違いはあれど、こうして少女を見てみるとますます人形にそっくりだ。いや、人が創造主ということを考えれば人形が人を模して創られたのか。人をモデルにしたからこそ人形はこの形なのだろう。言葉が通じるのも俺達が人に合わせられたと考えるべきだ。
「その...あんまりジロジロと見ないで...ください...」
「っ!すまん!!つい...」
人形であれ、人であれ、自分の事をあまり観察されるのが嫌なのは共通らしい。 少女との間に先程とはまた違った気まずい雰囲気が流れた。 少なくとも初対面にする態度ではなかった。完全にやらかしてしまったと悔いてもすでに遅かった。まあ、腹立つことに相手のことなどお構いなしにジロジロと見てくる奴もいるが。誰とは言わないが。
「つまり君は名前どころかなにも覚えてないのかね?」
その誰かさんは少女の観察を終えたのか、会話に参加してきた。正直、これ以上、この雰囲気で俺だけで会話を続けるのは辛かったため、非常に助かった。
少女はアンダーの質問に対し、少し思案したあと、無言で頷いた。
「ふむ...彼女がなにも思い出せないというのなら残念だが仕方がない...カルル」
「なんだよ」
「この子を見つけたというその場所に私を案内したまえ。無論、この少女も連れてく」
そう言ったアンダーの声は感情がわかりにくい人形の音声でもわかるくらいどこか生き生きとしていた。この少女の存在はアンダーからしてみれば、長年探していた存在そのものであり、今の状況は願ってもないことだろう。正直、俺でさえ、俺達を創った存在について好奇心がある。本人からすればなおさらだろう。俺も興味はあるし、案内するのはやぶさかではないが、しかし......。
「お前もそれでいいのか?」
自分の好奇心の事になるとやや、自己中心的になってしまうのはアンダーの悪い癖だ。俺やオウルはいつも散々振り回されているが、少女は俺達とは違う。俺やオウルはアンダーに恩があるため、仕方ないと割り切っているが(オウルは好きでやってそうだが)少女の動向を俺達が決める権利はない。だから少女の意見は聞かなければならない。正直、普段からアンダーに振り回されている身としては気を使わずにはいられなかった。
しかしそんな俺の心配とは裏腹に少女は少し間を置いた後、言った。
「...私は......自分の事はよくわからないし、あなた達が話している事も正直、よくわかっていないです。でも...」
たどたどしく今にも消え入りそうな声だった。目が覚めた時、記憶がなく、自分のことがなにもわからない。よく考えればそれはとても不安なことだろう。その感情には俺にも心当たりがあった。
あの日、目覚めたあの時、俺は言いようのない不安に駆られた。自分の存在意義を見つけられず、まるで見えない足場を歩いている気分になり、なにを信じていいのかわからなかった。だがこの少女は...。
「そこに自分の事を知る手がかりがあるなら、私は...知りたいです。他人任せじゃなく、自分から...向かって行きたいで...す......」
後半は途切れ途切れの声だったが少女の言葉には確かな意思を感じられた。少女からすればなんてことのないただの承諾の意思の言葉だっただろう。しかし、俺はその言葉になぜかはわからないがその意思に惹かれた。目が覚めた後の俺は何を考えていたっけ...。ここまで前向きに考えていただろうか。
「決まりだな。カルル、案内してくれ。...カルル?」
「ん、ああ、すまない。まあ本人がいうなら...」
「えっと、カルル...さん?」
少女はその小さな体をこちらにむけ、少し自信なさげに話しかけてきた。
「カルルでいい。創造主サマだしな」
まだ他人との距離を把握できていないのだろう。少女はどこか緊張した様子だったので話し掛けやすいように軽く冗談を言ってみる。
「やめてください...創造主なんて...そんなのじゃないです」
冗談が効いたのか少女は謙遜こそしたが声色はどことなくやわらかくなった気がした。少しは緊張がほぐれたらしい。
「悪い悪い。で、なにさ?」
「えっと...」
少女は少し下に俯き、ソワソワしていたが、やがてこっちを向き直し・・・
「改めてよろしくおねがいします、カルル」
この時の少女の顔を見たとき、俺は形容しがたい、感じたことのない感情に襲われた。人形に感情はあれど、それを伝える手段は少ない。しかし、人は違うようだった。少女がなにを考えているかまではわからないが、この時の少女の顔には暗い感情はないというのがとても伝わってきた。
「ああ、よろしく......っとあれ?」
「?どうしたんですか?」
「なんて呼べばいいんだ?」
少女は自分の名前はわからないと言っていた。しかし、名前がないのは非常に話しづらい。どうするべきか考えるべきだろう。
「自分のことはよくわかりませんし...そうだ!みなさんが決めてください。私はお二人が決めた名前なら文句はないです」
「それじゃあアンダーが決めてくれ。俺はこういうのはダメだ」
しかし、アンダーは俺と少女を一瞥すると呆れたと言わんばかりに首を横に振った。
「いや...君が彼女を連れて来たのだろう?なら、君が名前を考えるのが筋というものだろう。」
たしかにそうだ。自分が彼女を一番に見つけたのだし、アンダーの言うことは理に適っている
なぜ、あのような態度でいわれたのかはよくわからないが。
「えぇ...俺が考えるのか...」
少女の方を見ると、どこかワクワクした様子でこちらを見ていた。あんまりジロジロみないで欲しいが自分も先程、少女をじっと見てしまったことを思い出す。なるほど、たしかに観察されるのは嫌な気分になる。しかし、自分が最初にしでかしたことのため気にしないことにした。
このままでは名前など到底思い浮かばなそうなので少女の姿からなにか連想できないかと考えてみる。
頭についた糸のようなもの。節のない腕や脚。なんとも言えないフレームの色。ここからいい名前はないだろうかと考えてみたが思い浮かばなかった。
「いつまで熟考しているんだ君は…」
アンダーはやれやれといった様子でこちらに話し掛けてきた。
正直、
「黙ってろチビ!!」
と言いたいのがここは堪えて考える。そんなことをいえば考えることすらできなくなる。ん、いや、チビ?......たしかアンダーから聞いた言葉で...。
「遅い、こうなったら私が
「ち、『チコ』とかどうだ!!」
昔、アンダーから聞いた人の言葉の単語だ。確か意味は・・・。
「小さな子、安直すぎる気がしなくもないが」
「チコ...チコ......うん、私、チコでいいです!!」
「まあ、本人がいいならチコでいいか」
少女改め、チコは自らの名前を嬉しそうに何度も口にしていた。
「えーっと、よろしくな、チコ」
「っ!!はいっ!!」
チコは名前を呼ばれたのがよっぽど嬉しかったのか、目が覚めたときには考えられないくらい明るく返事をかえした。
*
すれ違うたびに人形の視線を感じた。それもそのはず。今、俺のとなりにいる人...チコ
は人形と比べてフレームやフォルムが全然違うからだ。人形のフレームの色はどんなに明るい色でも黒ずんでいたり、錆びていたりして、暗い印象を受けるものだ。実際、俺のフレームは全身が白だが、所々、汚れが付いたりして明るい印象はなくなってしまっている。それに対してチコは人形にはあまりいない薄橙色。しかも色の燻りもない。 それにチコは今、自分の体に布と呼ばれるものを巻いていた。
アンダー曰く、人は服と呼ばれる布で出来たものをつけて生活していたらしい。なぜそんな物を付けていたのかはわからないらしいが、昔の人がそのようなものを付けていたのだからチコもそれに習って付けるべきだろうという理由でアンダーが付けた物だ。しかし、布は今ではほとんど存在せず、布という存在を知っている人形のが稀だ。そもそも布を見に纏う人形なんていないのだ。目立たないわけがない。 しかし、注目を浴びている本人はと言うと...
「そろそろ腕、離してくれませんかね」
チコは俺の腕にべったりくっつきながら歩いていた。当然、チコより俺の方が身長が高いので
くっつかれている方としては歩きづらい。それに俺はマシニクルでは人形達の間でよく思われておらず、むしろ悪名高い。人形達の注目の的になってしまうのは当然だろう。
「嫌です」
「あのなぁ...そうくっつかれると動きづらいの!!」
「...どうしても......ですか?」
「あまり目立ちたくないんだよ。俺もそうだが、お前は目立ちすぎる」
「...?」
どうやら自分の容姿が浮いていることにはあまり自覚がないらしい。
「大丈夫ですよ。アンダーさんに作ってもらった服?がありますし」
「いや、そもそも布自体がな...ってそうじゃなくてだな。あのな.........俺はこの街じゃあまりよく思われてないんだよ。だからあまり目立つと面倒臭い連中に絡まれたりするんだよ」
「面倒臭い連中?」
「そう、例えば...」
「おやぁ?カルルじゃぁないか。奇遇だなぁ?」
「ほら...こういうやつ」
目の前には突如現れた人形達が列を作り、道を塞ぎ始めた。この人形達はすべて中央にいる巨大な人形、アギトの舎弟達だった。
アギトは3mもある巨体と太い腕を持つ人形で、マシニクルに住んでいてその名を知らない者はいないであろう有名人だ。人形達が目覚め始めた当初、人形達は右も左もわからず、中には戦いに己の価値を見出だすものがいた。アギトもそのうちの一体で数々の人形をその腕で壊してきた。マシニクルの中でもかなり強い方だろう。しかし、彼が有名なのはなにもその強さではない。
「...ほんとに奇遇だなアギト。そんなに子分引き連れて散歩か?」
「散歩か...それもいいかもなぁ?お前を見せしめにしてガラクタになった身体を晒しながらの散歩はさぞいい気分だろうよ」
「いい趣味をお持ちで」
「ほざけ。あの時の決着、付けさせてもらうぜえ!!!」
その一言と同時にアギトは拳を近くの壁にたたき付けた。あたりに重苦しい金属音が響く。
これがアギトがマシニクルで有名な由縁だ。当たりの建物を壊す悪癖があり、本人の荒っぽい性格もあり、大半の人形から嫌われている。しかし、その喧嘩の腕は決して弱くなく、何体もの人形がその拳に鎮められてきた。
「決着ならついただろ。あの決闘で」
アギトが俺を目の敵をしているのは俺の昔の行動が原因だ。
俺の喧嘩の強さを聞き付けたアギトが俺に決闘を申し込んできたのだ。しかし、その頃には俺はアンダーの雑用係として(半ば無理矢理)雇われており、勝手に喧嘩をするのを禁じられていた。
そして迎えた決闘当日。
無視すると後が怖いため、とりあえず、アギトから伝えられた場所には来たものの、アンダーとの約束のため、手を出すことはできなかった。そのため、俺は決闘を受ける変わりにある条件をアギトに言った。
『もし、半日たっても決着がつかなかったらドローということにしよう』
アギトはたいしたことないと思ったのかその条件を受け、そして決闘は開始された。
そして、決着はつかなかった。俺が半日間、手を出さず、アギトの攻撃を避けつづけたからだ。
その日の決闘は引き分けとなったが、アギトは納得がいっていないのか、出会うたびに喧嘩を吹っかけてくるようになった。
後から考えると俺の行動はどう考えてもおちょくっているとしか思えなかったが時既に遅し。過去を悔いても仕方ないので忘れる。
「あれが決闘だと!?ふざけるな!!あんなのは無効だ!!」
アギトはとてもイラついていて今にも飛び掛かってきそうだった。
いつもなら軽くあしらって、逃げるだけなのだが、今はチコがいる。なるべくこの場は穏便に済ませたかった。
「...わかった。明日でも明後日でも喧嘩してやる。だから」
だから今は勘弁してくれ
そう伝えようとしたがやめた。アギトが拳を握るのが見えたからだ。
その次の瞬間、痺れを切らしたのか、アギトが右腕を豪快に振る。しかし、その拳は当たらず、すぐ横の地面に受け流された。地面にはヒビが入り、土煙が舞う。
アギトのパワーは確かにすごく、当たれば無事では済まないだろう。しかし、俺の目にはアギト一挙一動を捉えていた。
俺があの日の決闘でアギトの決闘を半日も凌げたのもこの目が理由だった。俺の目は特別製らしい。魔導石で出来ており、他の魔導人形に比べ、とても高精度で出来ているとアンダーは言っていた。
「なぜ当たらねえ!!クソッ!!テメェ、カルル!!舐めてんのか!?」
「舐めてねえよ…これでも必死だよ」
護衛対象に気を使いながら戦うのは
という言葉を胸の内に秘める。
アギトはさらに拳を振り、ラッシュで俺を仕留めようとしてきた。だがすべて大振りのため避けることは容易かった。
このまま避け続けていても拉致が空かない。どうしたものか...。
そう思案しているとアギトの視線が別の方向をみていることに気づく。
視線の先にはチコがいた。次の瞬間、アギトの拳は俺ではなく、チコへ伸びていった。
辺りに轟音が響き渡る。無論、チコにアギトの鉄拳が当たった音ではない。
音の正体は俺の蹴りがアギトの頭部にクリーンヒットし、吹き飛ばされた音だ。ラッシュで相当、勢いがついていたのか、その大振りの一撃に合わせたカウンターは凄まじい威力となった。アギトの巨体が宙にうき、近くの建物に打ち付けられほどだ。
「あーあ…やっちまった…」
相手の力を利用して自分の一撃を必殺にする。
これがアンダーと出会って教わった技術だが如何せん、ここまでの威力になるとは思っていなかった。
「おーい…アギトー?」
一応、声をかけてみるものの返事はない。おそらくセーフティーがかかったためだろう。
魔導人形は強い衝撃を受けると一時停止するというシステムが根幹に組み込まれている。内部に故障がないかを確認するためらしい。何事もなければそのまま再起動するが内部になにかがあると、完全停止状態に陥り、そのまま動かなくなる。人がいた時代は完全停止状態になった人形を修理することができたらしいが、今は無理であり、完全停止になったものは二度と動かなくなってしまう。
とはいえ、アギトほどのスペックを持つ人形がそう簡単に完全停止状態になるとは思えない。しばらくすれば復帰するだろう。
「アンダー、こいつはわりとタフなほうだ。すぐ目覚めるだろうし、とっとと退散しとこうぜ」
「ふむ、そうだな。日も落ちてきている。急ぐぞ……しかし、実に無駄が多い戦い方だったな」
「確かに…もし、アギトが予備動作を少なくしたり、フェイントされたら手こずるかもな」
「なにを言っている。無駄が多いというのは君のことだ。あの図体だけのは論じるに値しないな」
「…辛口なことで…日々、精進しますよ」
アンダーの完璧主義はいつものことなので適当に流す。だが、実際、アンダーの実力はかなりのものだ。今まで、何度も手合わせしてきたが勝てるビジョンが見えなかった。
もし、俺なんかではなく、アンダーが最初から相手をしていれば、アギトになにが起きたのかわからせず、無力化させることなど容易にできただろう。
「とりあえずチコ、こっち来い。とっととずらかるぞ」
「あ、はい!!」
チコは慌てて俺の隣まで走ってくると、先ほどと同じように俺の腕をがっちりホールドし、べったりくっついてきた。
「いや、だから歩きづらいんだって」
「嫌です」
チコに合わせなきゃいけないから屈まなきゃいけないんだが…部品とか変に曲がらないよな…。
チコを腕から離すのは諦めた。言っても聞かないし。
というか急にふてぶてし過ぎないか?これ…。
「あの…守ってくれて…ありがとうございます」
不意にチコが呟いた。チコの方をみるがチコは下を向いていて顔を見るのはできなかった。
まぁ、悪い気はしないな。
我ながら単純だなと思ったがもう少しこのままでもいい気がした。
部品は心配だが。
*
アギトが目を覚ました時、真っ先に思い浮かんだのはカルルのあの顔だった。そして自分になにがあったのかを理解し、思い出す。
「クソ!カルルめ………次にあったらスクラッチにしてやる」
そういいながら更に建物を壊す。
辺りはすでに夜になっており、周囲に人形はいなかった。アギトの悪癖は有名なのですぐに退避したのだろう。
いや、そこに一体だけ人形がいた。
その姿はとても小さく……そう、まるでカルルの隣にいたあの人形のような者を纏っていた。
背丈も小さく、辺りは暗いので少し離れればすぐその姿は闇に溶けこんで消えてしまいそうだった。
「あなたは力が欲しい?」
「あ?力だぁ?」
「そう、なんであろうと、完膚無きまで潰す……力」
アギトも妙だとは思った。突然、力が欲しいかなどと聞いてくるのだ。怪しまないわけが無い。しかし、潰す力と聞いて意識せざるを得なかった。
あの忌々しいカルルを……潰す…と。思い出すとさらに怒りがこみ上げてきた。怪しくはあるが興味はある。
「そんな力があるならぜひ欲しいもんだな!」
「わかった。ただし条件がある」
「なんだって?」
「君を倒した魔導人形の隣にいた存在。アレを生かして捕らえること。」
あの人形にどのような価値があるのか少し気になったが特に文句はないのでアギトは了承した。
「契約は成立。せいぜい、うまく使ってね。『力』」
すると黒い布をつけた人形は俺の後ろに立ち……
aaaaaaaaaaaaaaaaa10001000010101010101100011101……。