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86 美猴殿と狒狒丸
「いや~どうもどうも。美猴のおじさんですよ~。」
「びこーじー(ニコ)」
「・・・びこーどの、ごぶしゃたです。(美猴殿、ご無沙汰です)」
「はははっ、やはり武丸殿には恐がられてしまいますな。」
「美猴殿の顔は、迫力が有るからな~。」
「しかし、武丸殿は恐がっていても狒狒丸殿を後ろに庇っておられる。」
「狒狒丸は恐がっておらんのにな~。」
「いつも庇われるのですか?」
「狒狒丸は、身体が弱くて臆病だからな~。兄としてはどうしても庇ってしまうんやろな。
まあ、庇うのは狒狒丸に限らんのやけどな。」
「びこーじー、だっこー」
「ひひまる、だめだ。こっちにこい。(狒狒丸、だめだ。こっちに来い)」
「はははっ、白虎産のクッキーですぞ!」
「・・・いらない。」
「ありがとー。だっこー。」
「はははっ、狒狒丸殿、たかい、たかい~。こうして寄ってくれるだけで嬉しいですな。」




