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芋畑から異世界に  作者: たんたんタヌキの
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61 特訓(81日目)

(81日目)


 どうしてこうなった・・・

やはり訓練に慣れたのがいけなかったのだろうか・・・・

 一週間前からの出来事がグルグルと走馬燈のように頭の中をよぎりながら、俺は激痛の中、意識を失っていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・


 次の村までインディアンマラソン、午前中の体力トレーニング、午後の魔力トレーニング。「隠密」「毒探知」「嘘探知」の訓練の違いはあるが、毎日同じ様なトレーニングが続いている。(嘘探知の訓練はゲームや売り買いで訓練している。)


 このため、身体が生命の危機を感じなくなったのかもしれない。

 始まりは「俺って毎晩3人相手してるけど、どこまで頑張れるんだろ・・・」と思ってしまったことであった。

 一回そう思ってしまうともう駄目で、3人目では息子が役に立たなくなってしまうのである。


 しかし、

「ダメです、そんな恥ずかしいことをさせないで下さいませ。イヤ~。」

「いやや~、そんな獣みたいなカッコできるかいな。あかんて、あかん・・・うぅ。」

「ちょっと待て。待てと言っているのに、あぁ~」


 そうなのである。王妃達のイヤがる声を聞くと何とか元気になってしまうのである。

 このため、毎晩3人目にはチョットお仕置きっぽいことをして何とか乗り越えてきたのだが、


・・・俺は正座をしながら、ブルネットと王妃達の取り調べを受けていた。

「イチロー様、王妃達に酷いことをなさっていると伺いましたが・・・本当でしょうか?(ニコッ)」

「いや、本人達も嫌がっていないし・・・(目が、目が笑っていない)」

「本当に嫌がっていないのですか?」


「いや、これには深いわけがありまして・・・(あかん、王妃達が居るところで本当の理由は言えない)・・・私の世界では「拳骨」と書いて「かわいがる」と読む文化がございまして、好きな子を苛めたりですね、」


「女の子を「苛めた」のですか?」

「(ヤバイヤバイヤバイ)いや、その」

 

「これは、イロイロとお教えしなければいけないようですね。」

「まあまあ、ブルネットはん、待ってもらえませんか?これは、ウチら家族4人で話し合って決める案件ですわ。」

「それに、本当にイヤなことは断っておりますわ。私たちなら一瞬で取り押さえられることはご存じでしょう?」

「黒姫様、紅音様・・・判りました、皆様がそう言うのならば・・・」


「ううっ、みんなありがとう。ありがとう。」

「気にするな。夫を他の者に苛められるのはガマンできなかっただけだ。」


・・・その日の手合わせ時・・・


「「結界」、さあこれで外に音が漏れませんわよ。」

「それでは、最初は私が」


 白銀が素早く拳を繰り出す。

「ちょ、たんま、いつもと違う。がっ、げぇ、ぐぼぅ」


軽く何発か身体に当てた後、白銀の拳がイチローの腹を抉り、イチローは腹を押さえたままのたうちまわる。


「ちょっとドキドキしている自分が怖いな・・・」

「ほんなん言うて白銀はんノリノリやん。でも、ウチらの常識を押しつけたらアカンわな~。良い妻として旦那はんの常識を受け入れなな~。「拳骨」と書いて「かわいがる」も受け入れなあかんわな~。」


「ぅ、イヤ、これは・・」

「そうですわ、私もご主人様がブルネット殿に苛められているときに少しドキドキいたしましたの。ご主人様もそうだったのですわね。「超回復(激痛大)」」

「$##)#kdバ($」


「正座をしてブルネット殿に怒られているのがガマンできなかったのは、私達以外に怯えていたのが許せなかったのかもしれんな。」

「ぃや、違う・・・」


 スルスルと黒姫が腕を取って間接技をかける

「そうそう、他の人間に苛められたらアカンわ~、苛めるのはウチら3人だけや。・・・ウチらをこういう体にしたんは旦那はんやから・・・覚悟してや」


「32gr5b$%&V」


 どうしてこうなった・・・

やはり訓練に慣れたのがいけなかったのだろうか・・・・

 一週間前からの出来事がグルグルと走馬燈のように頭の中をよぎりながら、俺は激痛の中、意識を失っていった。

 

・・・その後、王妃達に本当の理由を話して、シルヴァから精力剤を貰うようにした・・・。


「毎日3人は厳しいんじゃね」という発想からできた話です。

反省はしていますが後悔は・・・

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