60 特訓(70日目)
(70日目)
今日は「嘘探知」の修行である。紅音が行う町の裁判に出席して、嘘を付いている人の表情、声紋、体臭の変化を感じて「嘘」を見抜く訓練をする。
「うぅ、こうだよ、訓練はこうでなくちゃ。」
「どうしたのじゃ。」
「どうしたじゃないよ!昨日までの「毒探知」の訓練だよ!」
「毒を喰わせたことか?」
「そうだよ!」
「じゃが、毒を食べてみんことには、「毒探知」の訓練は出来まい。儂が隣におって、「解毒」と「超回復」をかけれる状態での訓練じゃぞ。何の問題もあるまい。
最後にはお主もある程度の毒は見破れるようになったではないか。まあ、まだまだ訓練は続けないとならんがの。」
「アホか~、毒で激痛、超回復で激痛、ほとんどが激痛でのたうち回る訓練だったじゃないか!」
「今回の訓練はそれよりマシと言うのかの?」
「そうだよ!あれより酷い訓練は無い!」
「そう言ってもらえると、助かるの(ボソッ)」
・・・・・数時間後・・・・・
「・・・おい。」
「なんじゃ?」
「もう少し軽い案件は無かったのか?」
「軽い案件など、わざわざ我らに頼むはずが無かろう。」
「しかし、彼女に自分の子供を産んでもらうために、彼女の元夫との子供を殺すなんて・・・有り得ねえ。」
「ふむ。お主の世界でも有ったと思うがの。」
「それは、ライオンやろ。群を奪った後、雌の発情を促すために他の雄との子を殺すというやつ。」
「それではなく、子供の虐待死は、ほとんどが彼女の連れ子を彼氏が殺すのではなかったかの?
彼女が自分の子供を殺されるのを黙認するのも今回と同じじゃ。
まあ、両方とも子供を残す本能という部分ではライオンの子殺しと同じかもしれんがの。(黒姫の過激な意見じゃが、イチローにこの世界を嫌われては困るからの)」
「・・・今回の問題は?他の町村の問題でも無いだろうし。決まった罰を与えれば良いんじゃないのか?」
「殺されたのが隣の村長の孫でなければ、何ら問題の無いケースじゃ。じゃがこうなると罰が重すぎても軽すぎても、後々問題になりそうなのじゃ。
それはそうとして、嘘は見抜けたのかの?」
「・・・済みません。全然、判りません。」
明日はチョットえっちな話です。嫌いな人はゴメンナサイ




