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芋畑から異世界に  作者: たんたんタヌキの
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53 特訓(30日目) 白銀のチート

(30日目)


 全身に魔力を循環させながら次の村までのインディアンマラソンを行うと、昼になる前には着いた。(勿論、何回も体力と魔力の「超回復」を掛けられている。)


「既に魔力も体力も今日の予定分、増加しておるの・・・昨日の井戸掘りが効いているのかの。」

「えっ、もしかして休憩がもらえるのか?」


「最近、詰めすぎておったからの・・・。まあ、部下の働きを視るのも勉強かの。」

「えっ、本当に良いのか?」


「良いじゃろう。今日は白銀じゃ。」

「うむ。シッカリと視てもらいたい。」

「仕方がありませんわね。」

「ええ~、しゃーないな、次の休みの時はウチにしてや」


 白銀は新しい畑の開墾や井戸を掘るなど、村の開発の請願を担当している。

 今日は、新しい畑の開墾である。老若男女、村の動ける人間は全て開墾場所に集まって白銀の指示を待っている。


「そろった様だな。

 みんな、良い顔だ、お前達なら必ずやり遂げてくれる。よし、それでは始めるぞ!

「祝福」」


 白銀から白い光が出て全ての人を包み込む。

「おう、力が湧いてくる。」

「うわぁ~、何でも出来そうな気がする!」

 村人達は口々に感動を表すと、それぞれ動き出して開墾を始めた。


「あれ?修羅界じゃないのか?」

「修羅界は失敗したときのリスクが大きすぎる。村人達共々異世界との狭間に弾き出されるのでな。

 それに白銀の「祝福」は普通の「祝福」とは違うのじゃ。」


「どう違うんだ?」

「修羅界で自分を強化して「祝福」をかけておるからの。

 非常に効果が高い上に、疲れも直ぐ回復する。また、各々が漠然とじゃが周囲の考えが判るため、非常に良く連携がとれるのじゃ。

 まあ、鍛えておらんのでの、明日は動けんようになるかもしれんが・・・それで、一年間以上の成果が出るのならば喜んで働くじゃろう。

 子供でも大人並の力が出せるのじゃやからな。」


「え。」

「驚くのはまだ早いぞ。これは土木作業より戦に役立つのじゃ。ほぼ、10倍の戦力に匹敵するのじゃ。

 なにせ、各々が周囲のフォローをするし、後ろに下がった者は直ぐに回復して戦線に復帰するし、敵に廻すとこれほどイヤな者はない。」


「はあ。」

「ふぅ、判っておらんようじゃの・・・お主の世界には「ランチェスターの第2法則」というのが有ったと思うのだが、知っておるかの?」

「えーと、戦力を二乗したものを引いた残りが生き残った人というやつ?」

「そのとおりじゃ、つまり千人の兵が5千人の兵と戦った場合、5千人の兵の内、およそ4千9百人が生き残る訳じゃ。」

「でもそれって近代戦の話じゃ・・・」

「魔法があるからの・・・魔法が通信、偵察、遠距離攻撃に効果を発揮すると、っと話がそれたの。

 先程の話じゃが、白銀が千の兵を率いると士気、能力の向上及び魔力・体力の回復を考えるとを1万の兵に匹敵する。

 つまり、5千人の兵を殲滅して866人が生き残る訳じゃ。

 別の考え方をするとな、千の兵を生み出すにはだいたい5千人の民がいる。」


「5千人いたら5千の兵が出来るんじゃ・・・」

「老人、女子供は戦場に連れていけんのでの。

 さて、単純計算するために、5千人が60歳まで同じ人数いるとすると毎年80人が一人前になる訳じゃ。この内半分が男とすると毎年40人、先程の134人を3年ちょっとで回復することが出きる訳じゃ。

 逆に5千の兵を回復するためには、2万5千の民で毎年208人、つまり24年かかる訳じゃ。」


「それって・・・チート?」

「まあ、計算通りにならんのが戦じゃがの。これほど将軍として相応しい者はおらぬということじゃ。」

チョット長くなったのですが、部下のチートの回です。

(主人公より部下の話の方が長い・・・)

ランチェスター以降は正確では無いですが、流していただけるとありがたいです。

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