50 特訓(22日目)
(22日目)
午前中の体力トレーニングが終わって、午後からは魔力トレーニングである。
「どうしたのじゃ、全然集中できておらんぞ。」
「いや、集中しようと思ってるんだけど・・・いつまで魔力循環をしたら普通の魔法が使えるようになるんだ?」
「魔力循環を馬鹿にしてはならんぞ。魔力循環は基礎じゃが、本当に重要な技術なのじゃ。」
「本当なのか。」
「うむ。まず、身体の隅々まで魔力を循環させることにより耐魔法力が上がるのじゃ。これにより、ファイヤーボールなどの攻撃魔法の被害を抑えることができる。また、チャームなどの精神攻撃魔法も、ポイズンなどの状態異常魔法も防ぐことができるのじゃ。
また、五感も鋭くなり直感なども得れるのでな、毒や罠などを見破ることもできる。
最後に、強化したいところに魔力を循環させ一時的に能力を上げることもできるのじゃ。」
「それって、身を守ることばっかりやん。最後の強化も逃げ足の強化やろ!」
「王が討たれれば、それだけでその戦は負けじゃ。王として、一番重要な技術じゃぞ。」
「・・・それは判るけど。」
「仕方がないの。では、循環による能力の強化をやってみようかの。
背骨に沿って循環させていた魔力を右腕に循環させてみよ。」
「こうか?。」
「うむ。それを維持したまま、右腕を地面に軽く押し込むのじゃ。」
「こうか?って何も起きないぞ?」
「身体を動かしたときに魔力の循環が乱れているのじゃ。今までは禅を汲んで動かない状態で循環させていたからの。
今日は体を動かしながら魔力を扱う訓練じゃの。」




