34 深夜の会合
-その夜 シルヴァの部屋-
シルヴィアは一人で酒を飲んでいる。
「・・・紅音を護衛に付けた時から考えていたと知ると、イチローは怒るかのう。」
コンコン
「どうぞ」
「失礼するで~」
「ああ、そろそろ来る頃だと思っておった。飲むか?」
「いや、今日は止めとくわ、聞きたいこともあるしな・・・なにを狙ってるんや?」
「狙ってるとは?」
「うちら3人を王妃にしたことや。央華を刺激するんやないんか?あと、王妃を空けておいた方が外交カードとしても使えるやろ?」
「お主達3人に裏切られるわけにはイカンからの。イチローは裏切られることなど考えもしておらんが、お主達3人の力は脅威じゃ」
「で、王妃の座で縛ると。(イチローを王にしたことを含めて、何かあると思うんやけどな~)」
「自分の子供が次の東夷の王となるならば、裏切る必要が無いじゃろ。それよりも、長男を産むように努力した方が目標に近い。
恋愛などは、王の家庭に不要じゃ。」
「う~ん、「恋」は動物の発情と一緒やからな~3年しか保てへんし。ただ、10年以上の子育てのために発達した「愛」は王の家庭にも必要やと思うで~。」
「ほう。では、イチローは愛するに値すると?(恋と愛に関しては極論と思うがの)」
「誠実で、うちのこと信じてくれるからな~。必要条件は満たしてるわ。後は、うちの鍛え方次第や。」
「なんか、イチローが可哀相になってきたのう。」
実は男前?な黒姫でした




