33 それでいいのか?
「イチロー殿、心配するな。この白銀が臣下として全力で支えよう。」
「もちろん私もですわ。幸いにも、白虎の王族として多少、王としての心得もございますのでお教えいたします。」
「(それは、2人が王を出来ない理由であって、あんたが引き受ける理由ちゃうやろ)いや、イチローはん、だま」
「あ~、盛り上がっているところ申し訳ないのじゃが、紅音、黒姫、白銀にはそれぞれ、「輝妃」「祝妃」「篤妃」つまり王妃として王を支えてもらいたい。」
「おい。」
「なんじゃ、この3人に不満があるのか?贅沢なやつじゃの。」
「別に不満があるわけじゃないが・・・ってそうじゃない!いきなりすぎるだろ。」
「何を言っておる。今の東夷の状態で、王だけで王妃が居なければ、他国からどんなチョッカイを出されることか・・・、それに、お主の警護をするのに王妃という立場は役に立つ。」
「役に立つって・・・」
「一番警護が手薄になる、風呂、トイレで一緒にいてもおかしくないからの」
「風呂はともかくトイレはおかしいやろ!」
「まあ、それは冗談としても、この3人では不満か?」
「いや、3人の気持ちがどうかという問題が」
「(だから、イチローはん、王さん引き受けるときもほうやけど、そういう言い方したら断れんように持っていかれるって)」
「ほう、では3人に聞いてみるとしよう、王妃になるに否はあるか?」
「その前にお伺いしたいのですが、ご主人様は私が裏切るとお思いですか?」
「いや、紅音が裏切るなんて思ったこともないし、俺も紅音を裏切る気はない。」
「ありがとうございます。そのお言葉で十分ですわ。生涯、お仕えいたします。」
「私も、イチロー殿は剣を捧げるのに値すると考えている。」
「うちも、同じや、(まあ、足りんところは後で鍛えたらええし)」
「ぷっ、クククッ、なんかお主が望んでおった色恋の回答では無いようじゃの?」
「ほっとけ!」




