30 手合わせ2
「あの「修羅界」の中では、白銀は世界の中心、絶対神といっても過言ではないのう。」
「おい、呑気に解説している場合じゃないだろ!黒姫は大丈夫なのか!」
「だから、「絶対神」と言っておろう、滅ぼすのも生き返らすのも回復するの思いのままじゃ。
阿修羅王よ、そろそろ、黒姫を回復させてやってはどうじゃ?」
「いや、黒姫の「九十九」がまだ、破れていない。」
「えーと、鍛錬場には黒姫は居ないと思うんですけど・・・」
「は~、あかんあかん、寝過ごしてもたわ~」
「へっ?」
鍛錬場に欠伸をしながら黒姫が入ってきた。
「手合わせするはずのうちの可能性は、やられてしもたからな、まあ、寝過ごした可能性に収束したから、そもそも手合わせ自体が起こってないんやけどな~。」
「おい。」
「・・・都合が悪くなるとそもそも起こってなかったことになるとはの。これは、無敵じゃの。
白銀の技も凶悪じゃの、その中では生かすも殺すも自在とはの。」
「・・・最凶の犬に、無敗の猫」
「イチロー殿、我々のことを犬猫と呼ぶのは余りにも失礼だ。」
「ほうや~、最凶の白に無敗の黒にしてや。」
【修羅界】
その中では全てが白銀の思い通りになる空間。最大で都市を覆えるぐらいまで広げることが出来る。
ただし、制御に失敗した場合や無茶をした場合には世界から弾き出されてしまう。(この場合、修羅界という新たな世界になる。)
【九十九】
可能性を同時に存在させることにより、攻撃は現実で防御は虚無とする技。なお、寝床で寝ている黒姫も同時に倒さないとこの技を破ることが出来ない。
ただし、寝床以外の黒姫が倒されて寝床で復活した(寝床で寝ていた現実に収束した)場合、倒された可能性の行った行為は全て無となる。(それまでに人を助けていた場合、その人は助からない)
常勝と無敗にするか、最強と無敵にするか迷ったのですが・・・
「最凶」(最も凶悪)と「無敵」(そもそも倒される様な敵に会わない)
にしました。




