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「なんじゃと!白銀と黒姫が仕えたいと訪れてきたじゃと!」
「そうか!それは大変だ。ということで、今日はこれで」
「あっ、逃げるな!まだ、ノルマは終わっておらんぞ!・・・やむを得んか。チルド、案内せい。会いに行くとしよう。」
・・・・・・・・・・
「ふむ。朱雀王に暇を出されたので、東夷に仕えに来たと・・・そんな話を信じるとでも?」
「まあ、信じれんわな~。実は朱雀国としては保険をかけたいねん。央華が勝っても、東夷が勝っても家と民は守れるやろ?」
(そういや、関ヶ原の合戦でも両方に味方していた家も多かったはず。真田家も兄貴は東軍についていた。でも、動くにはまだ早いんじゃないか?)
「央華と戦うと決まったわけではないんじゃがのう。出来れば避けたいんじゃが。」
「東夷が力を取り戻すのを央華が黙って見ていると思うか?」
「それに、戦うのがハッキリしてから、私らが仕えても遅いやん?」
(そういえば、真田幸村の兄貴も関ヶ原のだいぶ前に、徳川から嫁さんをもらって縁を作っていたはず。まあ、太閤はんからの話があったからだけど。)
「もちろん、仕えるからには裏切りなどはしない。全力を尽くして功を上げ、信頼を得なければ此処に来た意味がないからな。」
「(お主らが来ることでパワーバランスが崩れて、戦が起こりそんなんじゃがの・・・しかし、これから国を建て直すときに、仕えに来た者を断るわけにはいかぬ、次から誰も来てくれなくなる・・・)判った。それでは、紅音と共にイチロー殿に仕えてもらうとしよう。」
「出来れば、シルヴァ殿かブルネット殿に仕えたいのだが。」
「しゃあないわ、その二人に仕えると目立ちすぎるってことや~。」
「うむ。今の状況であまり央華を刺激したくないのでの。そこのところを汲んでくれると助かる。(後々を考えるとイチローを知って貰うのも悪くないかもしれんしの)」
「承った。仕えると決めたからには全力を尽くさせていただく。イチロー殿、私達への助言を楽しみにしている。」
「(げっ、忘れてた)ええっと、そこら辺は本人のことをイロイロ知らないと出来ないし・・・」
「ふむ、二人ともセクハラをされた場合はブルネットに申し出るのじゃぞ。」
「違う!そういう意味と違う!」




