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芋畑から異世界に  作者: たんたんタヌキの
21/190

21 試合2

 今、白銀、黒姫と紅音が向かい合って、チルドの試合開始の合図を待っている。

 イチローは、シルヴァ、ブルネットと観戦している。

「それでは、はじめ」


「混沌の雷撃!」

「ちぃ!早い」


 紅音がいきなり「混沌の雷撃」を放つと、白銀と黒姫は二人掛かりでで防御壁を張ったが、防ぎきることが出来ず吹き飛ばされた。


「混沌の雷撃!」

「なめるな!三面連撃」


 白銀は一撃目で白の雷光と黒の雷鳴を切り離し、二撃目、三撃目で雷光と雷鳴を切り落とした。


「影」

いきなり後ろから現れた黒姫が後ろから斬りかかったが、寸前で紅音がかわす。

 

「見せたくありませんでしたが・・・右手に光、左手に闇、光を持って攻となし闇を持って防となす」

 紅音の右手に光が集まって槍となり、左手から生じた闇が体全体を覆う。


「あほな!光のひかりのやりに闇の装束やみのしょうぞくやて!勇者と魔王の装備やで」


 鋭く突き出された槍を白銀が刀で打ち払う、が、

「ぐはっ」

 光の槍は、刀身をすり抜けて白銀を貫く。


「隙だらけや。」

 後ろから黒姫が紅音に襲いかかる、が、

「何やて!」

 闇の装束から生まれた何匹もの黒い蛇が黒姫に襲いかかり、咄嗟に避けた黒姫の右腕と左の太股を貫く。


「ぐっ、白銀、まだやれるで?」

「うむ、光の槍と闇の装束ならば、やりようがある。」


「光よ」

「闇よ」

 白銀が光を生み出して闇の装束を、黒姫が闇を生み出し光の槍をそれぞれ打ち消す。


「おい、紅音が大ピンチじゃないか!大丈夫なのか!」

「まあ、定石と言えば定石じゃが、悪手じゃの」


「阿呆な!」

 次の瞬間、紅音は何事もなかったかのように光の槍と闇の装束を創り出した。

 

「降参だ」

「降参や」

 それを見て、あっさりと、二人が降参をする。


「あれ?」

「紅音の強さは消費魔力が非常に少ないことにあるのじゃ。

 光の槍、闇の装束を創り出しても、ファイヤーボールぐらいの魔力しか使用せん。

 半分以上の魔力を使って、光の槍と闇の衣を消し去っても不利になるだけじゃ。」

光の槍は防御無効、闇の装束は自動防御です。

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