20 試合1
朱雀国から、「白銀」「黒姫」と呼ばれる人達が来てから一週間が経っている。
別に部屋に籠もる命令をされたわけではないので、自由に歩き回っているが意外に会わない。
「別に会いたいわけではないんだけど、なんか気になるんだよな~」
「ふむ、気になっているのなら、ちょうど良いの。」
「っ!シルヴィアか驚かすなよ。」
「いや、白銀と黒姫を紹介しようと思っての」
「白銀だ。会うことが出来て光栄だ。」
「黒姫や~、仲良うしてな~」
「日本語!」
「この一週間、二人は日本語を学んでおったのじゃ。まあ、魔法を使ってじゃがの」
「失礼があってはあかんからな~」
「命令を果たすために協力してもらうのに、これぐらいは当然だ。」
「ほな、ちょっと失礼するで~」
「えっ」
目の前に黒姫がいたかと思うと、次の瞬間、天井を見ていた・・・
「これで「倒した」で~。命令完了や。痛うなかったやろ?」
「いや、痛くなかったけど、なにがなんだか・・・」
「足を払ってな~、痛くないように床に横たえてん。倒せ言われて、暗殺しか思いつかん堅物とはひと味違うやろ?
ところで、イチローはんのアドバイスでメチャメチャ紅音はんが強うなったんやって?一回、闘わせてくれんかな~。」
「(怒)良いですわ、阿修羅王、夜叉王、一度に相手して差し上げます。」
「・・・いくら竜王でも、戯れがすぎるぞ?私たち二人を相手にして勝てるとでも?」
「あまり、手の内を見せたくありませんの。」
「良いやん、白銀。ほな、お言葉に甘えて胸を貸してもらおか~。(私よりチョット小さいけどな(ボソッ))」
「ぬ!私は小さくありませんわ、普通でしてよ!」
(そうですよ。小さいのは・・・)
「イチロー殿・・・その視線は何だ?私はスレンダーなだけだぞ?(ニコッ)」
(阿修羅王さん・・・顔が笑っていますけど、目が笑っていないです・・・)




