表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
芋畑から異世界に  作者: たんたんタヌキの
2/190

 目が覚めると、柔らかいベットのような物に寝ており、目の前にあの少女がいる。


「ふぅ、目が覚めたか・・・。もう遅いかもしれんが、しゃべらずに、首を動かして意思表示をしてもらいたい。肯定は上下に、否定は左右に動かすのじゃ」


 俺は、首を上下に動かした。


「ふむ、やはり意志疎通は問題ないようじゃな。

 まず、説明をしておこう、ここはそなたの居った世界とは異なる世界。知っているかどうかはわからんが、巻き込まれ異世界召還というやつじゃ。」


「ちょっとまてぃ」

 あまりのことに、俺は思わずつっこんでしまった。

「いやいやいや、異世界と言う割にめちゃめちゃ詳しいやん。異世界の人が「巻き込まれ異世界召還」ってありえへんやろ。それに、「巻き込まれ」って、周りに人、おらんかったで」


「うーむ。何がNGになるか判らんので、あまり喋らんほうが良いのじゃが・・・。信じれんとは思うのじゃが、本当にここは異なる世界なのじゃ。

 詳しいのは、召還して「もの」を持ってくるよりも、覗き込んで情報を得る方が容易いため。そして、召還するものを探すために、そなたの世界をずいぶん勉強したためじゃ。

 インターネットから、直接情報を得ることが出来るようになってからは、勉強は本当にはかどったの~「ラノベ」や「インターネット小説」などはなかなか面白かったしの。」


「うぅ、ありえねぇ。じゃあ、俺は誰の召還に巻き込まれたって言うんだ?」

「う~む。えっとな、怒るなよ。そのな、誰ではないのじゃ」


「誰ではないって、どういうことだ?」

「そのな、人ではないのじゃ」


「人ではない?」

「あのな・・・・・。芋なのじゃ」


「い・・・も・・・・・・。イモッテ、タベモノノ?」

「うむ。」


 俺は、芋の召還に巻き込まれたらしい・・・



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ