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19 紅音2
今、チルドと紅音が向かい合って、シルヴァの試合開始の合図を待っている。
「それでは、試合開始じゃ」
「だい4ケイタイのしようをかいしします。」
「白き雷光よ!黒き雷鳴よ!混じりて我が敵を打て 混沌の雷撃!」
右手から白い光、左手から黒い闇を生み出し、両手を前に突き出すと白い光と黒い闇が絡み合う螺旋を描きながらチルドに向かう。
チルドが両手でそれを防いだとたん。
「ばかな・・・きゅうしゅうできない・・・」
吹き飛ばされたチルドの首に紅音が刀を突きつける。
「ふぅ、こうさんです。」
「ふむ、チルド油断したのう。しかし、白と黒を混ぜ合わせて混沌を作るとはの・・・これではチルドも吸収できぬな。さすがじゃの。しかも、威力に比べるとほとんど魔力を使っておらぬ。」
「さすがシルヴァ、お気づきになられましたか。」
「何十発打っても、お主の魔力の数パーセントしか使用しないようじゃな・・・お主一人で万の軍勢同士の戦の勝敗をひっくり返せるのう。」
「そこまでお判りになりますの?。私にしか使えませんが、これは生活魔法の「灯り」程度の魔力で最上級の攻撃魔法の威力が出せますの。」
「しかも、まだまだ引き出しが有りそうじゃの。・・・」
(紅音さん、マジで恐ろしすぎます・・・)




