14 白虎の公使5
部屋の中でジリジリしながらチルドを待っていると、シルヴァとブルネットが赤毛の美女を連れて入ってきた。
「チルドは大丈夫なのか!」
「安心せい。賊を捕らえたのでの、今、牢屋に連れていっているところじゃ。
ところでの、お主に仕える奴隷を連れてきたのじゃが、受け取ってくれるかの?男なら、そろそろ性欲も処理したいところじゃろ。」
「おいっ!
(ちょっと待て、異性と仲良くなったら帰るのが非常に難しくなるのではなかったか?。ブルネットの目も笑っていない・・・。確か、央華国との戦争も女性を守るためだったはず。)
いやいやいや。シルヴァさん、俺の周りに奴隷が居なかったことは良く知っているはずでしょ。
奴隷なんか要りませんよ。面倒くさい。」
「ほう。」
「さすがイチローさん!そうですよね!そんな、女性をモノ扱いなんてしませんよね!」
「いや、ブルネット。どちらかというとキケンを察知しただけと思うぞ。
まぁ、ワシも東夷のためとはいえお前を害したくなかったのでの、良い選択だったとは思うがの。」
「おい。」
「お主には本当に悪いとは思うがの、龍脈が乱れている今、我々はもう一度戦う余力が無いのじゃ。
他の国に勇者と誤認されて危険視されているお主が、ほいほい先程の提案に乗るような男じゃったら考えねばならんところじゃった」
(やっぱり、罠やったんかい!)
「まぁ、どこから暗殺者が来るか判らんのでの、護衛兼従者としてお主に仕えさせることにするのでな。仲良くやってくれい。
ほれ、挨拶じゃ。」
「スカーレットでございます。ご主人様には誠心誠意お仕えいたします。」
「まぁ、セクシャルハラスメントはブルネットに殺されることを前提にするのじゃの。」
「だから、しないっての!」
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