12 白虎の公使3
「おらぁ!手足をぶった斬って芋虫にしてから可愛がってやんよ!」
「風よ、敵を切り刻め、ウィンドカッター」
「その攻撃では無理。時間稼ぎにもならない。」
斬りかかったイルドの大剣を右手で受け流し、カワードが打ち出したウィンドカッターを左手で弾き返す。
「いや。十分時間は稼いでもらいました。・・・白き雷よ敵を打ち破れ、ホワイトサンダー」
スカーレットは右手に白い光りの玉を作りだし、左手の拳を握った後、光りの玉を雷にしてチルドに打ち出した。
「くけけっ、人形にはサンダー系はキツいだろう。まずは右手からぶった斬ってやるよ」
「イルド、そんな暇は有りません。行きますわよ。」
「けっ、お優しいことで」
イルドがチルドの腹を蹴り上げながらスカーレットに続いた。
「ぐっ、時間稼ぎが出来たのは私」
「なにっ」
「シルヴァ様、第4形態の使用許可を」
「チルド、良くやってくれたの。我が魔力を使用しての第4形態を許可する。」
「スカーレット、竜王ともあろう人が暗殺ですか・・・何があったのです。」
「シルヴァ・・・ブルネット・・・言い訳はしません。あなた達の勇者、倒させて頂きます。」
「けけっ、来るまでは女に手を出すのを禁止されていたが、ストライクゾーンど真ん中が二人、少し年上が一人、生意気なのを無理矢理するのも久しぶりだ。楽しませてもらうぜ!」
「ブルネットの前で女の敵の発言をすとは、馬鹿じゃの・・・楽には死ねんぞ」
「まさか、シルヴァ。私が女の敵を殺すはず無いじゃないですか(笑)。殺しやしませんよ、滅ぼします。」
スタスタとイルドに近づいたブルネットが、スッと右手を振るとイルドが粉々に砕け、左手で何か白いモノを捕まえたと思うと、握りつぶした。
「迦楼羅滅魂掌とでも名付けましょうか。異世界の間)で1000回の苦痛に満ちた死を1000回繰り返した後、魂まで消滅させました。」
「馬鹿な!迦楼羅王といえども、そんなことができるはずがない」
「カワード、落ち着きなさい。迦楼羅王はもともと異世界で舞うと言われておりました、禁呪を使えばこのくらいは可能ですわ。」




