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芋畑から異世界に  作者: たんたんタヌキの
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99 武丸の旅2

その晩、二人は野宿をしてたき火を囲んでいた。

「アネット姉、早贄の贄って、生け贄の贄なの?」

「そうですよ、昔、あれを見た人が鳥が神に捧げている生け贄と考えたのです。」


「そーなんだ・・・でも、アネット姉の「アーススピア」は生け贄って感じじゃなかったよね?」

「あくまでイメージですから。」


「ゴブリンなら普通のファイヤーアローでも倒せたんじゃないの?」

「ゴブリンならばそうですが、オーガーでは?あれの良いところは貫いて持ち上げることにより戦闘から離脱させることです。

 貫いていることにより継続してダメージを与えることもできますが、一番重要なのは戦士系でも、魔術師系でも腹を貫かれて空中に浮かされたら殆ど何も出来ないことです。

 回復も難しいですしね。」


「魔術師もなの?」

「腹を貫かれていますから、激痛でなかなか集中できないのです。まあ、どちらかというと魔術師の場合は腹よりも肺を貫いた方が確実ですが。」


「もし、オーガーならどうなるの?」

「オーガーは回復力がありますから・・・貫かれても直ぐには死なずに2,3日後に回復で体力を使い果たして餓死ですかね。」

「・・・それは酷い。」


「あら、お客さんですわね(このタイミングで現れるとは・・・武丸殿が何か掴んだのかしら)」

「アネット姉、僕に任せてくれる?」

「分かりましたわ。」


「へへへ、なんかこっちに獲物がいるような気がしたら。上玉と子供だ。運が良いぜ。」

「けけけっ、都の近くなんて危なっかしくていけねえと思っていたが、姉さん可愛がってやるよ。俺ら13人でヒイヒイ言わせてやる。」


「悪いけどね、家では女性の敵には厳しくあれと躾けられてるんだ、アーススピア」

武丸の声と共に土が盛り上がり、盗賊3人の肛門から口までを貫く。


「アネット姉、こうすれば呪文も唱えられないよね。」

「そうね、でもそういう話は全員倒してからにしましょうね。」


「てめえ、ぶっ殺してやる!」

「盗賊3人を贄にして召還す、いでよ雷神トール」 


 武丸の前に雷神トールが現れ、そのハンマーを投げたかと思うと残りの盗賊達が一瞬にして黒こげとなった。


「・・・テイク、その贄による召還って今考えたの?」

「ええ、早贄の話を聞いたら思いつきました。ただ、トール神には「盗賊3人程度の贄で召還するな!」って怒られちゃいましたけど。」

なんと息子(武丸)に主人公補正(次々とイベント)が!

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