あるはずのない日常
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《ニュースをお伝えします。昨夜、ホームレスの男性ら二人が一週間近く姿を消していることがわかりました。》
時刻は午前6時すぎ…
少年はニュースを無関心に眺めながら朝食を取っていた。
ニュースでは最近何かと騒がれているホームレスの失踪事件についてだった。
「最近多いよね~絶対に同一犯だよ…」
少年の隣には幼児にしか見えない女が極一般的な推理を展開しいた…
彼女は少年の同級生の島原雪
「どうでもいいが…勝手に部屋に侵入するな!」
「え~なんでご飯作ってあげてるじゃん」
「…つ、つくって…」
戦皇高校は全寮制の学校だ…そのため生徒は学園が所有する寮に宿泊して
いる、だから毎朝のように雪が俺の部屋にご飯を…
「こ、これは……」
「うん?なに裕弥」
俺、夜兎神裕弥は迷った
今、雪が朝食として俺の前に展開させてきたのは
チンしたコンビニのご飯
寮に置いてある梅干し一つ
寮の下の自販機で売ってるあ○たか500ミリリットル
とても料理を食べてるとは言えない!はずだ…
「作ったはオーバーじゃね?…もっとベーシックな表現があるだろ」
「……盛った」
「だいぶスタンダードだな!おぃ」
こんな朝から勘弁してくれと思いながら少年…
夜兎神裕弥は窓の外を見る…青く平穏な大空を…
時刻は7時を示していた
ー平穏な日常をー
ーあるはずのない日常をー
少年は夢を見た…
瞳には青空が映っていた




