因縁
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時間は過ぎ当たりが闇に包まれる
《国立生物研究所》に一人の女性がいた
茶色がかったセミロングの髪に水色のパーカーを着ている。
暗視ゴーグルをかけているせいで顔は見えていない
「……警備は思ったより軽いな」
女性は慣れた手つきでパーカーから銃を取り出し、研究所内部に侵入する
「聞いたか…この研究所に明日からDEFIANCE FORCEを配備するってよ」
「マジで…俺たちはどうなんだよ!」
女性の目の前には警備員二名がパトロールを行っている。
銃の弾を実弾から睡眠弾に切り替え、銃口を片方の警備員の首に向ける
「おっと……これは必須だった」
女性はパーカーからサイレンサーを取り出し、銃にセットする
そして、再び警備員の一人に標準を合わせ、引き金を引いた
「うっ…………!!」
撃たれた警備員は倒れて動かなくなる。
「な、なんだ!?どうなってる」
倒れた仲間を見て残った警備員が動揺する
女性は気配を殺し、生き残りの背後から銃口を向ける
「動かないで…武器を捨てなさい」
「……………」
警備員は女性の指示通り銃を床に捨てる
それを確認し、さらに口を開く
「騒がないで、そのまま手を頭に付けてから膝をつきなさい」
警備員は静かに従う
「研究所のマップデータはこれでいいのね?」
「ああ……そうだ、勘弁してくれ」
「お疲れさま…うっ!」
女性は銃を警備員の頭に叩きつけ気絶させる
そのあとマップデータを確認し、中央に歩き出した。
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その10分ほど前
一台のフェラーリが研究所内の駐車場に入り、中から赤毛の美しい女が出てくる
この研究所の研究員の古川千春だ
慣れた足取りで研究所の入り口の前まで歩き、IDカードを入り口にかざす
しばらくして扉が開く
「あ~もう疲れた…やっぱり殺さない方がよかったかも西沢」
独り言を言いながらエレベーターに乗り、地下二階に降り立つ
◆◆◆◆
その同時刻
女性はエレベーターに乗る赤毛の女を壁ごしに見つめていた
「地下二階………」
銃を構え直し、エレベーターの隣の階段を下り始める




