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ハンナ  作者: レフ
1/6

第1話 記念日 

よく読むとかなり悲惨な部分があります。かなり残酷な表現を一部していますし、そのような表現に拒否反応のある方、嫌いな方は避けた方がいいと思います。

連続投稿です。

最終話まで一気に投稿します。

いくつかの話が字数制限に引っかかり、その対策のために、最後の方に********があります。

お見苦しい点はありますが、すみません。苦肉の策です。

雨は嫌いだ。うっとうしい。気が滅入る。


だが戦となると少し違う、明日のように奇襲をするならなおのことだ。


「戦の後は必ず剣を研ぐのね」


今日は登場が早いな


「自分の命がかかってる」


「案外マメだよね」


雨音がかすかに聞こえる。


「いつも大事にしてくれてありがとうね」


「ハンナ」


今日のハンナは妙にしおらしい。俺の死期でも近いのか?いったいどうしたんだろう?


考えてみれば、手入れをしたぐらいでお礼を言われる筋合いはない。


「あなたに拾われて、今日で1年になるのね」


なんだ、そうだったのか?


「おまえを拾ってそんなになるのか?やけにしおらしいと思った」


「これからもよろしくおねがいね」


「こっちこそ」


何度命を助けられたか解らない。


今俺が顔を上げたら、ハンナは笑顔なんだろうか?


「あれ?私をいつ拾ったか覚えてなかったの?」


え?


「案外薄情よね」


いやいや


「そうなんだ~これはちょっと」


まてまてまて


「戦場でいつ剣を拾ったかなんて、覚えてるわけ無いだろう?」



笑ってやがる。


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