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第97話:死後もよろしくお願いします
「そろそろ、“その後”のことも考えておきましょうか。」
バレルが言い出したのは、葬儀制度の改革だった。
最近では“死後活”と呼ばれる、死後の人生(?)設計が話題となっていた。
【死後活動支援制度:通称"ライフ・アフター・ライフ計画"】
・生前に自分の葬儀と墓地をプロデュース可能
・幽霊による葬儀演出業の公認化
・生前映像、思念録音、幽界トークショーなどの演出演目
・遺族や来場者とのインタラクティブ追悼体験
・墓場のデザイン自由化+維持管理に幽界労働制度導入
「生きてるうちに、死んだ後の営業もしておく時代なんですね。」
結果、アンデッドたちはこぞって“墓場SNS”を開設。
『#昼は静寂、夜は悪夢のホラースポット』 『#光る墓石が今熱い』 『#生前から予約殺到中』
自らの墓を観光名所にしようとする動きまで始まった。
バレルは苦笑いしながら、ゴースト紅茶をすすっていた。
「まあ……活きのいい奴らですよ、本当に」
銃尾は、棺桶ティーセットのフタをぽんぽんと叩いていた。




