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第77話:未来へのお返し箱
「もらった恩は、次に送るものです。」
株式課税による新たな予算の使い道を問われ、バレルは即答した。
「若者と子供たちに使います。」
【未来支援プロジェクト】
・各地に“知育支援センター”を開設
・子供向け魔導玩具の無料配布
・精密模型や構築式魔道書の貸出制度
・若者の研究・芸術・開発活動への助成金
「知ること、遊ぶこと、作ること――全部が未来の根っこになります。」
玩具棚には、
・“重力のゆらぎ”を視覚化する水晶パズル
・“構築型召喚獣ジオラマ”
・“分解して学べる旧式魔導機”
など、多彩な教材が並ぶ。
「遊びが、学びになり、学びが誇りになるんです。」
バレルは子供たちに囲まれながら言った。
「みんな、次の時代をよろしくね。」
そして施設の隅、ひっそり置かれた“恩返し箱”。
「気が向いたらでいいんです。 大きくなって、力がついたら、また“誰か”に優しくしてくれたらうれしい。」
今日の銃尾は、装飾のひとつ。 ただ静かに、未来の芽が育つのを見守っていた。




