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第72話:働く者に、正当な対価を
「起業もいいですが、今ある企業がちゃんと生き残れるようにしないと。」
バレルは政庁で、給与改善交渉と支援制度を本格始動させた。
【施策の柱】
・企業の給与支払い能力強化のための減税措置
・労使交渉支援機関の設立と仲介制度
・“賃上げ応援助成”による定期昇給の推進
・適正報酬チェックと“労働監査官”による巡回制度
「誠実に働く者が報われるのは、政の根本です。」
バレルは各地の企業を視察し、現場の声を聞いた。
「利益は出てるのに給与が据え置き? うっかり銃尾が火を吹きますよ。」
その言葉の通り、悪質なブラック企業――魔界式“搾魂企業”が摘発される。
「労働者の魂を燃料にするって、もう時代じゃないんですよ。」
一方、適正な報酬と環境を整えていた企業には感謝状と優遇制度を設け、 真面目な経営が“カッコいい”とされる風潮を醸成した。
「“悪いことしてなきゃ火は吹かない”制度、安心ですね!」
「バレル様、銃は装飾じゃないんですね……。」
そう、装飾ではない。
今日も銃尾は、労働者の笑顔と誇りを守っていた。




