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第41話:政府は遊び場か?ええ、まさに今
文化祭の映像が各地に波紋を呼ぶ中、ついにレグルス武帝国が公に批判声明を出した。
《政府を遊び場にするなど、政治家としての自覚を欠いている。バレル氏はただの道化者だ》
これに対し、バレルは記者会見を開いた。
記者:「バレル町長、対立国から“政府を遊び場にしている”と非難が出ていますが、どう受け止めますか?」
バレル:「ええ、そうですね。……今、最高に楽しいですから。」
場内が一瞬静まり、次いでどっと笑いが起きた。
バレルは続ける。
「楽しんで何が悪いんです?政治が民を苦しめるだけの場所じゃなくて、笑って暮らせる仕組みを作ってるんですよ。楽しくて当然じゃないですか。」
記者:「ですが、あまりに放漫な印象を与えるという声も……。」
「財布の紐ですか?ええ、緩めますよ。子どもが新しいおもちゃを見つけた時のように、面白そうな文化や芸術があったら、どんどん投資するつもりです。」
「だって、文化の芽ってそういう時にしか咲かないんです。」
会見の様子は各国に放送され、大きな反響を呼んだ。
肯定も否定も巻き込んで――
バレルは今日も、笑いながら財布を開く。
遊び心が、魔界を少しずつ塗り替えていく。




