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あんなに好きだった彼女と別れて10年......。

作者: 七瀬





”あんなに好きだった彼女と別れて10年......。”




大恋愛の末、僕は当時付き合っていた彼女と別れた。

理由は? ”僕の浮気未遂。”

当時僕は、”モテ期”でもあって! 彼女の事は何よりも1番だったけど?

僕に寄って来る女の子達にも少し戸惑いながらも気になっていた!

あんなにモテたのは? ”後にも先にもあの時だけ!”

僕は甘い誘惑に、浮気相手と○○ホテルに入る手前で彼女に声をかけられ、

人前で初めての大喧嘩になり、そのまま別れてしまった。

勿論! ”浮気相手とは何もなかったけ......。”

でも? 彼女は僕を許してくれる事はなく別れしまったんだ!

一目を気にせず、大声で彼女は泣き出し崩れ落ちる姿を見て、なんて事を

してしまったんだと僕は反省したが、既に遅くもうどうする事も出来なかった。

僕の浮気相手は? 僕と彼女が○○ホテルの目の前で大喧嘩した地点で走って

直ぐに逃げて行ってしまった。

僕は泣き崩れる彼女をどうする事も出来ず、そのままその場に置いて帰って

しまったのだけど、、、?

あの後、彼女はどうなったのだろう?

それも悪かったのだろう。

彼女は友達が傍に居たのか? 彼女の友達が彼女を支えながらタクシーで、

一緒に帰ったらしいんだ。

その時、彼女の友達にも僕は強く責められたよ。



『”・・・優くん? どういうつもり?”』

『えぇ!?』

『ゆりあの事? これからどういうつもりって聞いてんの!』

『“・・・そ、そりゃ、今まで通りで、”』

『“そんな都合のいい話ないでしょ! サッサと別れてあげてよ!”』

『えぇ!? そ、そんな、』

『“ゆりあからも、ちゃんと優くんにハッキリ言いなさいよ!”』

『“・・・し、信じてたのに、”』

『“ごめん、本当にごめん! 許してほしい!”』

『“・・・も、もう別れよう。”』

『本当にそれでいいのか? 僕は浮気はしてない! 何もなかったんだ!』

『・・・何を今更?』

『君は黙っててくれ! これは、僕とゆりあの二人だけの問題なんだ!』

『・・・・・・』

『ごめん、私、もう無理みたい、別れて!』

『・・・ゆ、ゆりあ、』

『ゆりあもそう言ってるじゃない! 男ならキッパリ別れてあげなさいよ!』

『・・・ゆ、ゆりあ、本当にそれでいいのか?』

『うん、さようなら、』

『・・・・・・』







・・・こうして僕と彼女は別れてしまう。

その後は、”嘘みたいに、僕のモテ期は終わり! 女性が僕に近寄って

来る事もなく、僕は彼女と別れた後は、誰とも付き合う事無く一人で

居る事になった。”

その分! 僕は仕事を頑張って課長にまでになった!

それでも別れた元カノの事が忘れられず、10年経った今もまだ彼女の

事を愛していた。

既に別れているというのに、人に話したら気持ち悪いと想われても僕の

気持ちは何も変わらないでいる!






 *





そして僕は10年後、偶然! 元カノのゆりあと出会う事に、、、。




『・・・えぇ!? ゆ、ゆりあか?』

『優くん?』

『ううん、元気だった?』

『うん。』





不思議と? 10年経っと、あの時の大喧嘩した事も記憶が薄れ想い出に

キリ変わっているのだろう。

ただただお互い懐かしく、昔の思い出やお互いの今の近況報告をしながら、

自然に会話ができていた!

そんな少し緩んだ会話の中で僕はポロっと彼女に僕の想いを話してしまう。



『“・・・もし? やり直せるなら、また僕と付き合ってくれないか?”』

『えぇ!?』

『ごめん! そうだよな、10年も経ってこんな事を言うのは違うよな、

本当にごめん! あんまり嬉しくて今日の僕はどうかしてるよ、』

『・・・ううん。』

『じゃあ、また! もし、ゆりあが良ければまた会ってくれるかな?』

『そうね、いいわよ!』

『ありがとう。』

『じゃあ、またね!』

『また!』






・・・その時は、それ以上は何もなくあのまま分かれたんだ。

でも? 何回かまたゆりあと会うようになってお互いの気持ちがあの頃と

何も変わっていないと気づいた。

そしてまた、”10年の月日を得て、僕と彼女はヨリを戻す!”

彼女と別れてからの僕の10年は? ”後悔と苦悩の日々だった。”

なんで僕は彼女を傷つけてしまったのか?

”後悔しても後悔しきれなかったんだ。”





その頃彼女も、僕と別れた10年! 凄く苦しんでいたらしい。

彼女は僕と別れて1年後に、僕以外の男性ひとと付き合ったと聞いたが、

どこかその彼とも合わず、別れてしまったのだと......。

それからはもう男性ひととは付き合わず、一人で居たんだと僕は彼女から

聞かされる。

他の男性ひとを好きになれない!

やっぱり彼女も僕の事を忘れられなかったと聞いて、僕は彼女をギュッと抱き

しめる。



もう、こんなに辛くて長い時間は嫌だ!

だから、これからは僕は彼女だけを愛し、幸せにすると心に決めていた!

彼女も僕以外の男性ひとを心から愛せないと僕と別れて分かったらしい。

お互い同じ想いだったんだ!

”僕と彼女の赤い糸は? こんがらがった糸が次第に時間と共に解けていき、

やっぱり二人が繋がっていると確信した!”

時間はかかったけど? 今度こそ! 絶対にふたりで幸せになろうな。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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