嘘...
「御機嫌よう魔法少女諸君,私は四天王が1人ストローム。我々の為に出迎え感謝する。が,何故我が主の掃除の邪魔をしたサンフレヤが居るのだ?」
私達魔法少女組の目の前に現れたのは三人の女の子とその他大勢。まぁぶっちゃけストローム,ヘリナピス,みこと遠隔戦闘員だけど今の私はサンフレヤだから知らない振り。でも四天王って何?知らないよ?
「何が掃除よ!もうちょっとで沢山の人が死んでたんだよ?!サンフレヤがいなければ今頃...」
「何を言っているんだ貴様は?その人間を掃除する為のものだと言うのに。」
あの2人悪役ムーブ上手くない?ストロームは自分が嫌いな教団の奴の真似をしているせいかすっごい不機嫌そう。ヘリナピスは...敵を騙すには先ず味方からな性格だしいつも通り,みこは...喋らんね。
「許さない...!今日はプレールナいないみたいだけどどうでもいいわ!わざわざスカウトに来るような奴で戦闘には出張って来ないなら本体は弱いって決まってる!今日ここで貴方達を止める!」
あ〜確かに,そういう考えも出来るのか。召喚術士って本体が弱いの割とあるあるだしね。
「黙レ...!」
「うぐっ...!」
みこの言霊と当時に喉を抑える魔法少女。息は出来てるみたいだけど喋ろうとする度に激痛が走って声を上げちゃう。ループしてるけど気絶すりゃ止まるでしょ。
「...!」
おお,自力で気付いたね。そしてみこに向かって氷を飛ばす。声を出せないから上手く想造出来ないのか,拙いものだ。そんなものでみこが焦るわけもない。
「消エロ。」
案の定一瞬で消えた。だけどお互いが攻撃した事で戦いが始まる。取り敢えず私はみことかなぁ。皆距離とってるし。
仲間の仇とばかりに突撃する魔法少女達。いやいや死んでないよ?あちらも負けずと突撃してくる。
「貴方の相手はこのサンフレヤがするわ!」
みこは目を見開いて驚いている。これは...正体がバレたな。逆に今まで気付かれなかった事に驚くが関係ない。あの時と同じように一瞬で距離を詰める。だが前とは違う。私は焼き尽くさんとする炎を拳に乗せて突き出す。
「と,止マレ!」
身体が一瞬で動かなくなる...が。
「星に願っても仕方ないわよ!」
私にはもう言霊は効かない。これはみこに対する実践訓練だ。
「言霊無しで勝ってみなさい!」
―――
なんでプレールナさんがあっち側に居るの?!しかもあの姿...サンフレヤじゃん!
(完全に同一人物だな。戦う気はあるが殺意がない。そしてさっきの一言...実践訓練としか思ってないだろう。)
なんで私とまた戦おうとしてるのよ。今回の作戦で私は出ないって言ってたのに...
プレールナ改めサンフレヤはみこがギリギリ視認出来る速度で突っ込んでくる。
「(どうやら私の正体に気付いたみたいね。いつまでも言霊に頼っているようじゃダメよ?私みたいに効かない敵が居るかもしれない。だからこれからビシバシ行くわよ?)」
「(ぷっ,サンフレヤさん?!キャラ全然違くないですか?!あとなんで敵側なんですか?!)」
「(細かい事は後。さぁどんどん上げてくわよ?)」
サンフレヤとみこの超近接戦闘は苛烈を極める。神を身に宿した者の攻撃は拙くも速く,鋭かった。 しかし,サンフレヤの方が一枚上手だ。今度はみこがギリギリ視認出来ない速度で直線的な攻撃を仕掛けていく。されるがままだったみこもだんだんと防御出来るようになって行った。
(代わるか?みこ。)
大っ丈夫!全然大丈夫じゃないけど大丈夫!これは私に与えられた試練だから...神様の力を借りちゃいけない!
「まだまだ行くよ!」
サンフレヤの攻撃が遅くなる。しかしみこはそれどころではなかった。
「体が...重い...」
「重力の恐ろしさを知りなさい!」
急に自身の体重が2倍になり,上手く防御が出来ないみこ。だがサンフレヤは止まってくれない。
(みこ,言霊だ。このままでは一方的にやられてしまう。)
「駄目...だよ...サンフレヤは...言霊無しって言ったんだ...だから...うあああああああ!」
「嘘...気合いで跳ね除けた?」
「こっからが反撃の時間だよ?」