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たぶん日本最初の婚約破棄&ザマァ

 たぶん、日本最初の婚約破棄&ザマァを発見したのです。


 知ってる人からすれば大したことない情報でしょう。


 ……でも、同時に、古代と現代との価値観の違いなんかも考えてみました。



 Wikipediaの情報を参考にしてみました。

 歴史に詳しい方、お手柔らかに。


 婚約破棄やザマァは、今も根強い人気がありますね。


 ふとしたきっかけで知ったのですが、日本には数千年の昔から婚約破棄とザマァがあったそうですね。


 その件に関して、少し語ってみようと思います。


 歴史のお勉強、ということですね。




 日本書紀によるところの天孫降臨によって地上に降りましたるは、天照大神(アマテラスオオカミ)の孫にあたる天津彦彦火瓊瓊杵尊、一般的には 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト) (邇邇藝命とも)と呼ばれる男神。



 こちらの神、神武天皇の曾祖父とされておるようですが、猿田彦(サルタヒコ)の案内でたどり着いた(若干表現が違うようですか?)国にいた美女に一目惚れ。

 さっそく熱烈なラブコールをして結ばれたようです。


 その際、美女の父たる大山祇神(オオヤマツミ) (大山津見神とも)は、見初められた美女たる木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ) (木花之佐久夜毘売とも)と一緒に、姉の石長比売(イワナガヒメ)も嫁がせたのですが、なんとこの ニニギノミコト 、「ブスは要らぬ」と姉だけ追い返したそうです。


 怒った父 オオヤマツミ 、失礼な男に告げます。


「二人の娘を差し出したのは、長寿と繁栄の願を掛けたからです。長寿の願を掛けた姉を追い返したあなたは寿命が縮むことでしょう」


 と。


 その言葉通り、 ニニギノミコト は神としての永遠を失って、人としての寿命で幕を閉じたといわれています。


(諸説あります。興味が湧いたらぜひご自分で調べてみてください)






 さて、私が注目したのは、「ブスは要らぬ(意訳)」と宣言した ニニギノミコト と、それを否定しない父 オオヤマツミ のこと。



 現代においてのブスは、みなさんなんとなーく思い浮かべることができるのではと。

 しかしながら、平安時代とかの千年の昔での美人の条件は、


・丸顔で顔の面積が広いこと。

・目が細いこと。

・暗くても顔が分かりやすいよう白粉(おしろい)を塗っていること。


 が条件と習いました。歴史の授業で。



 では、さらに昔の神話の時代における美人とは?


 もしかしたら、世紀末覇者のようにムキムキマッチョで、誰がどう見ても健康で強い子どもを産めそうな女性を「美人」と呼んだのかもしれませんね? 咲乱。


 逆に醜いは、線が細くか弱そうな外見をそう呼んだのかもしれません。



 しかししかーし、婚約破棄された姉 イワナガヒメの字は、「石長比売」ですし、美人のコノハナサクヤヒメの字は、「木花開耶姫」です。


 さらに、姉妹の父 オオヤマツミ が掛けた願は、

「岩のような永遠」を姉のイワナガヒメに、

「花のような繁栄」を妹のコノハナサクヤヒメに、です。


 つまりは、姉のイワナガヒメは、岩のような醜女(しこめ)、妹のコノハナサクヤヒメは、花のような美人ともとれます。




 にわかな私の結論としては、


・神話の時代と現代とは、美醜の価値観が結構似ていた。

・日本の歴史の中で、美醜の価値観は幾度か変わっていた。


 と、こんな感じになりました。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 夕日色の鳥さまの割烹より伺いました。 桜が好きなので、木花開耶姫のお話も大好きです! 桜のように儚く美しいイメージですが、瓊瓊杵命に浮気を疑われ、「あなたの子なら、炎の中でも無事に生ま…
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