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初顔合わせ(?)

「どどどどうしよう、緊張しすぎて喋るとか絶対無理……!」


「おおおお落ち着け妹よ、僕達はみそっかす、相槌だけ打ってれば大丈夫だって」


僕達は今、パソコンの前に座っている。今日はこれから『ライムライト』の他のメンバーと顔合わせを兼ねた通話をするのだけど。


ご覧の通り、僕達はど緊張の極みに達していた。


「朝はぜ先生はまた別としても、東方さん、Ayaさん、『くらうん』の3人はメンツ盛りすぎだって!誰か1人でもキャパオーバーなんですけど……!」


「僕らは言うなれば路傍の石ころ、寿司のガリ、いっぱい機能ついてても結局使わない時計の機能、それならやれるやれるやれる…!」


「その例え何!?余計こんがらがって緊張するからやめてよ!?」


などと大騒ぎしていると、すぐに予定の時刻になりかけてきた。グループチャットに、『準備完了です!』と意外に可愛らしいスタンプをAyaさんが送ると、東方さん、朝はぜ先生、『くらうん』の人たちと続く。慌てて『私たちも大丈夫です!』と送ると、早速通話が始まるのだった。


「どうもー、初めまして、朝はぜです」と口火を切った朝霞さんに、


「どうもー!」「宜しくお願いしまーす!」「……はじめまして」と、くらうんの3人が続く。


「初めましてー、東方ですー」と、東方さんが挨拶を終える。


この間、僕達は「お前が先に行けよ!」「お兄ちゃんが先に行ってよ!」という茶番を繰り広げていたのだけど、気付いたら僕達が最後になってしまい、


「「よろひくお願いしまふっ…!」」という、選択肢の中で1番悪いやつを選んでしまった僕らなのだった。まぁ、爆笑を誘えたし、結果オーライで。


一通りの自己紹介を終えた後は、フリートークになった。東方さんが「締切明けで眠いんす……」と何度か寝かけて飛び起きたりなど思っていたより緩い雰囲気で、少しほっとしながら参加できたのだった。


「『*ハロー、プラネット。』聞いたよー!すごい良かったー!」と話しかけてくれたのは、『くらうん』のりぃふさん。隣で夜月が撃沈している。推しだって言ってたもんな…。


予想外の一言が飛び出たのは、次の瞬間だった。りぃふさんが、


「tama君、今度暇な時あったらコラボ配信しませんか?ごめん、yoruさん、というか女性はプロモーション的に避けてるんだけど……」と、問いかけて来たのだ。


するとAyaさんが、「待ってよー!抜け駆け禁止!私がコラボ第一号がいいー!」と言い出し、それに東方さんが参加し出したりして、僕達は大混乱の様相を呈しはじめる。待って待って、何でまず僕達『√』なの……?


わちゃわちゃしすぎた場を何とかしてくれたのは、朝はぜ先生だった。


「はーい!初コラボは今いる人全員で、『ライムライト』公式チャンネルでやるのが初でやることに決まってますー!コラ、人の話を聞けー!!」


と、全員が「あぁ、なるほど…」となってようやく落ち着くのだった。

作者より

あぶねぇ、昨日「この作品に専念します⭐️」とか言っておいて今日更新できないかと…。筆が進まなかったんです今日…。


次話は、通話の続きと全員での配信の様子をお届けできればと思っております。キャラの濃い『ライムライト』のメンバー達ですが、そこにもどんどん触れて行きたいと思っております…!


それでは、またお付き合い下さいませ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とっても面白いです! 設定も好きですし作者よりのオヤジギャグの「梅うめ~」 でついつい笑ってしまいました。 [気になる点] 自分が特に何か言える立場ではないのはわかっているのですが一言言わ…
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