21.日常
シェアハウスでの生活は毎日アウトドアだ。前世でキャンプや釣りが趣味だったが、そのころよりもっと野生的で、アグレッシブだ。
朝はクラリサさんが早起きして木の実メインの朝食と、あったかいコーヒーを入れてくれている。
ホーケイちゃん、ロルダムさんはどちらかと私が夜遅くまでイチャイチャしていて、朝起きてくるのが遅い傾向にある。ホーケイちゃん3、ロルダムさん1の割合である。ホーケイちゃんは積極的で、ロリダムさんは奥手なのでこの割合だ。私は知らないが、打合わせとかしてそう。
致さない日は倉庫で作業しているので、私はほぼ毎日遅い。起こしに来てくれたホーケイちゃんとイチャイチャしていたらだいたい毎日遅刻ギリギリでボードをぶっ飛ばして登校している。いつか事故りそうなので、改善が必要だ。
学園では結構真面目に授業を受けている。
主に戦略、戦術で、基礎教育的な物は語学と数学、歴史程度だ。多国語の授業は無い。英語で0点取った事が有る私としてはありがたいが、国としてそれで良いのか?とも思う。
「国の」、と言う考えは私だけで、王権国家は「王の」と言う考えが普通なので、時々やらかすが、だいたいシュリ―が上手くしのいでくれたり、勢いで勘違いさせて乗り切る。
騎馬の軌道がどうとか、陣形の名前とか、いろいろ覚える事が多い。
実技の授業で圧倒的に多いのが魔術の授業だ。私は使えないので横で見学する程度だが、いろんな種類があって面白い。
シュリ―は石弾が得意だ。かっこよく言うとストーンブレッド。
後は地面を締め固めたり、柔らかくできる。是非今度我が家の家庭菜園 拡張を手伝ってもらいたい。
剣術の授業でも負けが多い。筋肉魔術を使えば勝てるだろうが、この授業は純粋な肉体で挑む授業なので魔力を使わずに行う、素体はチビで力も弱い私は技術で勝負するしかない。蝶のように舞い、蜂の様に刺すのである。
午後になると帰るか、シュリ―とアルバ―さんとで昼飯に行くかの二択になる。入学初期は毎日行っていたのだが、あっという間にお金が無くなったので、今はたまにしか行ってない。
隊長で勲章と同時にボーナスももらった私が金欠で、副官と50人長よりお金に困っているのを見てシュリ―はあきれ顔だった。
ちゃんと有意義に使ったので、そんな目で見ないでほしい。ちゃんと成果として倉庫に置いてあるから。クラリサさん曰くゴミだが、ちゃいますねん、それはそこに並べてますねん。ゴミちゃいますねん。
家に直帰する場合、私は山に行く。誰に許可を得る物でも無いらしいので、都合の良い場所で木を切り倒して、薪割をし、それを粘土で作った炉モドキで木炭にする。
火を点けてほっとくだけで作れるのを前世の動画で知っていたので、何度か失敗しただけで作れたこの木炭は町に冒険者として働きに出ているロルダムさんとホーケイちゃんに売ってきてもらう。
平均すると冒険者よりちょっと少ない儲けだが、炉を小屋で囲ってからは雨の火も作れるようになったので安定して稼げているので、これをホーケイちゃんとロルダムさんにもオススメしてみたら、毎日木こりをして、毎日私と同じ量を作るのもキツイらしい。
気にして無かったが、そういえば筋肉魔術は成長して持久力も上げてくれていた様だ。
確かに言われてみると、丸太をかつぐ姿は、大型バイクをかついでいる様な雑コラ感がある。違和感がすごい。
実際金属の塊であるバイクより、丸太の方が軽いんだろうが、見た目がおかしいという点は変わらないだろう。自己評価を間違えるとできる事が出来なくなってしまうので要修正である。




