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12、アルル・レッドキャップ育成①(ちょいざまぁ

つおい(^ω^)


「ーーーーという訳でエマ・ライトウッドさんの指導が一段落ついたので次はアルル・レッドキャップさんを教えたいと思います」


「はいはいはい、よろしくですーーー!!」


鉄や鋼を融解させる、そんな錯覚を覚えさせるほどの熱さを宿した爛々とした紅蓮の髪、対照的に万物の母たる海の青さを秘めた蒼い瞳、奇しくもその赤髪と青眼はマッチしており、見る物全てを魅了するだろう。


さらに顔は幼いながら女の色気を醸し出しており、年齢の割に発育の良い体がそれを助長する。


そんな彼女は元気よく返事をしてくれる。


「そうそうそう、エマの指導はどのくらい進んだんですかーーー?」


「うん、とりあえず一段落はついた、Bランク程度の実力はあるかな」


「えええええ??!!、Dランクのエマをたった数週間でBランクまで上げたんですか?!!?」


「うん、といっても俺の主観だから色眼鏡が入ってるかもしれないけどね………」


「よしよしよし、私はそれ以上に強くなるぞーー!!」


「よく言った、ちゃんと俺の指導について来いよ!!」


アルルの指導を始めるため鍛錬場へと移動する途中、ギルメンの男に呼び止められる。


「おい、エクティス……だったか?、なんかお前に客が来てるぞ?」


「客?」


「なんでも『焔光の鷹』の者らしいが……お前何かやったのか?」


「ーーーえ?、何かしたっていうか………むしろそこのギルメンに襲われましたけど…」


「あ?!!?、な、なんじゃそりゃ?!!?なんで俺たちにその話をしてない!!?」


「すいません………ドタバタしてて忘れてました………それにあいつらが俺たちを襲ったという証拠もないし………話しても栓なき事かと………」


「あーー、なるほど………確かに俺達冒険者はならず者………脳筋が多いから、訴えた所で証拠が無いんじゃどうしようもない……法曹三者全員疑ってかかってくるだろうしな………それでも、次からは一言くれよ……」



「はい、すみません」


「取り敢えずお前は客に会いに行け」


「はい………悪いアルル、用事ができちまった……悪いが今日は自己鍛錬をしていてくれ」


「はいはいはい、わかりました〜」


アルルに一言誤り、お客さんを対応している個室へ小走りで急ぐ俺。


「ーーっだーーあーーーうーー」


「ーーーっでーーーーらーーー」


件の部屋の前へとついた俺………どうやら中で言い争いをしている………。


「………失礼します………」


「ーーあっっ、先生!!」


「ーーーやっと出てきたかゴミ」


いつまでも部屋の前にいても仕方ないので控えめに挨拶をしながら入室する。


「………で、どう落とし前つけるつもりだ、お前ら?」


(………話をまとめるとブサイって奴と俺たちの立場が完全に逆だな………)


客というのはアーロンだった、そして何を勘違いしてるのか、俺達がブサイにいきなり斬りかかってきた、その落とし前として大金を要求してきた………。


「だからなんども言ってるじゃないですか!!!、いきなり斬りかかってきたのはブサイの方です!!、私たちの方が被害者です!!」


「はっ、ブサイはお前らに斬りかかってこられたと言われたんだ、うちでも実力のあるルーキーであるブサイにリストラされた君が逆恨みで襲いかかってもなんら不思議ではない」


「まぁまぁ、お二人とも落ち着いて…………」


白熱する二人を宥めるのは『群狼』のギルマス、アレックス。


「ふん、筋ある対応をしなければ俺はここを梃子でも動かんぞ」


「うんうん、アーロンさんの言う事も十分理解できる、ギルメンが不当に傷つけられたら困りますよね…………しかしアーロンさん………そこまで言うのなら証拠はあるのですか?」


「あん??、だからうちのギルメンからそう聞いたと言ってるだろうが」


「ーーーつまり………ブサイさんという方の証言以外の証拠はない………と?」


「ああ」


「………では此方としても賠償金を払うわけにはいきませんね」


「なんだと!!!、何故だ!!出るとこでてもいいんだぞ!!!」


「はぁ…………申し訳ないですが、流石にそんな薄い根拠でうちの過失と決めつけられても………出るところに出てもいいですが、証拠がないのなら裁判所も私と同じ意見でしょう………」


「ぬっーー」


「ーーーと言ってもこちらも証拠は持っていないのであなた達を訴えることはできませんが、このままイチャモンをつけ続けると言うのならば……名誉毀損で訴えてもいいのですよ?」


「なっーー、なんだと!!、貴様、誰に向かって言ってるかわかっているのか!!!」


「………確かにギルドランクは私達の方が下です………しかし貴方が貴族になったわけじゃありません、こういう法律の話になってくると貴方は私たちとなんら変わらない一平民でしかないと思ってますが………違うのですか?」


「ぐぬぬぬぬ、覚えてやがれ、証拠を集めてきてやる!!」


「はい、その時は観念して私達も誠心誠意の謝罪と賠償金を渡しますよ〜」


アーロンはアレックスに論破されて吠え面をかきながら急いで退室していく。

つおい(๑╹ω╹๑ )

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