『目覚めたら狼獣人になってました。』設定集③
ジョブ編です。
上から人数が多い順番になっています。
基本職
・農民
この世界の大多数を占める職。
生活に必要不可欠だからそこそこ儲かる。
でも、自然災害で稼ぎが大きく動くから世の中世知辛い。
・平民
街で生活する一般人。
食品や家具を作ったり売ったりと、種類だけだったら最も多い基本職。
・商人
平民の中でも、商いで生計を立てる職。
これまた必要不可欠だからそこそこ儲かるし、辺境の村へ行商に行くと必ずと言っていい程感謝される。
でも行商に出るとそれなりの確率で盗賊に出会うから、冒険者やお雇いの傭兵の護衛が必須。
王都から出ずに豪勢な生活をしているような豪商は高確率で狸だから羽振りはいいが傲慢。
それを見た心無い弱小商人なんかは、形から入ろうとして傲慢傲慢に振る舞うことがあり、金のない人からぼる。そして大抵天誅にあう。
金貸し業もする商人もいる。
・貴族、王族、皇族
貴族は昔功績を残した者の子孫タイプと、当代で功績を上げて王に直接称号をもらったタイプの2タイプがいる。
前者は基本的にボンボンの集まり。
後者は当代で功績を挙げただけあって精神的に非常に成熟している。基本優しい。
それぞれ爵位に応じて王に与えられた領地を持ち、そこの領民から得た税で生活している。
王族や皇族は全員恐ろしくカリスマがある。恐らく幼い頃からの英才教育の賜物。
王国、帝国であれば基本政権を握っている。国家元首。
各領主から徴税した税で生活している。
・騎士
騎士団に所属する者達。
盾兵は最前線、剣士と槍兵はその後ろ…などなど、戦略にもよるがそれぞれに決まった役割が存在する。
『その心は主とともに。その剣は人々と共に』
・聖騎士
エルス教国に所属する、女神の御加護を得た騎士団。
その実力は他の騎士団と一線を期しており、『人類最強』と謳われている。
・奴隷
孤児や取り違え子などの“捨てられた子供達”や、借金に塗れた大人、あるいは犯罪者などが奴隷商人に買い取られ、各地に売られる。
機械がないこの世界では、非人道的ではあるが貴重な労働力であり、それなりに重宝するし、余程下衆な奴隷商人でない限り仕事以外で酷い目には合わない。ところで下衆じゃない奴隷商人っているのかな?
奴隷ではあるが、商人が悪意を持って非人道的な懲罰を与えることは法律で禁止されている。
子供達なんかはしっかり三食食べられるから、明日の命すら怪しいスラム暮らしよりは幸せなの…かも?
ちなみに犯罪奴隷に人権はない。子供達よりも少ない食事で、子供達以上に働かなければならない。この世の地獄。
そんな事情もあり鉱山は最も嫌われている。
冒険職
・狩人
冒険者の基本職。
近〜遠距離戦をオールマイティにこなせる戦闘系ジョブ。
それ故にパーティのリーダーを買って出ることが多い。
・魔法使い、魔導師
支援系ジョブ。主に中・遠距離を担当。
魔法での前衛職の援護や回復を主な役目としている。
就職するにはある程度の魔力が必要。
前衛職が全滅したら詰みなので、ある程度の格闘術を身につけている事が多い。
・騎士、重騎士
騎士志望の若者や、武者修行中の本職が名乗る前衛職。パーティの実質的な主力。
全ての子供の憧れ。
クルセイダーはパーティのタンク役になる事が多く、基本ガタイがいい。
・神官
女神の御加護を得た聖なるジョブ。
基本的に攻撃には参加せず、聖壁やかいふなどの支援系の魔法を得意とする。
・探検家
道案内、マッピング要員。
基本的には戦闘には参加しないが、護身のため格闘術を習得している者が多い。
一歩間違えば盗賊になりかねないような、羽振りが良くないとやっていけない系ジョブ。必然的に裕福なパーティに所属している例が多い。
・格闘家
拳で語り合う系超接近型ジョブ。
対人では滅法強いが、魔物相手ではまともに戦えないことがほとんどなので人気はない。
が、敢えてその厳しい拳の道に進もうとする脳筋もとい猛者が稀に現れる。
猛者中の猛者になると、上位の魔物を一撃で屠れるようになる。夢が広がるね。
・暗殺者
不意打ちを得意とする超接近型ジョブ。暗殺術や情報収集能力に優れる。
冒険者以外でも、影の道に進むことが多い。
その職種ゆえ一般的に誰でもなれるとされるジョブの中では一番人数が少ない。
・精霊使い
精霊に気に入られたものだけしかなることが許されない超レアなジョブ。
その名の通り、精霊の力を借りて爆発的な火力(精霊魔法)を得ることができるので、パーティ間の競争率が高い。