『目覚めたら狼獣人になってました。』設定集②
種族編です。
純人種
・只人族
ロレッタ等ディアスの住民の殆どがこれに該当。ある意味では相澤始もこれに該当する。
我々のよく知る人間。便宜上このように表記する。
特に変哲も無い人間。最も人口が多く、一般的な種族。
それ故に種族の特徴というものがあまり無い。特徴がないのが特徴といったところか。
・小人族
その名の通り只人に比べて身長が低く、大人でも130cm程度しかない。
数は少ない。
背が低い事以外には特に只人と変わりない為基本的に人間に分類される。
身長が低い為運動は不得手とするが、その分頭の回転が早く商売人に多い。
亜人種
・耳長族
ノア・シャローム、セルシオがこれに該当。
非常に長命な種族。元々は迷いの森の西端を居住区としていたが、1,000年以上前に国家を築きそれからは森と無縁な種族。
基本的に成長は遅く、50年で成人し、その後数百年程度はほとんど容姿が変わらないが、寿命が近づくと徐々に老化が始まり、数十年後には老衰するという特徴を持つ。
筋力はあまり発達していないが、魔法や弓を扱うセンスが優れている。
その長い寿命と魔法や弓の才能を生かすために、都市の研究職に就いたり、魔法使い或いは弓兵として冒険者パーティに所属し後方支援を担当することがよくある。が、エルフらしくプライドが高い(選民思想に似たもの)を持つ為人間関係で問題を起こしやすい。基本悪気はないので反省しない。
また、アルビノ種の出生率が他の種族と比べ少し高い。
・鉱人種
元々は迷いの森の西南に位置する火山に住んでいた種族。数百年前に山を降りて以降様々な国で見かけるようになった。
非常に手先が器用で、それ故芸術家や職人が多い。
酒を好み、大体のドワーフが酒豪。
自分たちでドワーフ好みの酒も作るからある意味循環している。
ちなみに普通の酒も美味で、1人のドワーフにつき5人の貴族のファンがいるというのは有名な話。
・竜人族
龍種を祖とする亜人。強靱な身体と膨大な魔力を持つ。
角と尻尾が生えている以外は只人とあまり外見的な違いはない。
龍化というスキルアクションで龍種の身体になることができるが、扱いづらいため暴走の危険性を孕む。
・妖精族
ラミス等森都の住民が該当。
迷いの森の地下空間(ハジメにより森都という名がついた)にしかいないレアな種族。
精霊を祖としており、精霊魔術(設定集1を参照)に長ける。
基本的に精神年齢が低く、森に迷った冒険者にちょっかいを描けることもしばしば。
内に秘めた魔力により外観の年齢や体格が決まる。
ちなみに寿命は存在しない。
・獣人
ハジメ(異世界)がこれに該当。
身体に獣の特徴を持つ亜人。
獣人と一纏めにしているがこの中でもかなりの種族がいる。
獣人とは言えど全身に特徴が現れるのは稀で、基本的にはケモミミケモ尻尾と高い身体能力程度なので只人などのケモナーの受けは悪い。例外はミノタウルスなど。彼らは特徴がかなり表れている方。
基本的に運動が得意で忠誠心が高い為、傭兵や騎士として組織に仕えたり、戦士として冒険者パーティに所属することが多いが、中には運動を不得手とする者(例:兎人)もいる為一概にこうだなどとは言えない。
幅が広すぎる為狼獣人と犬獣人などややこしい者達も存在するが、見極められないと基本的にブチギレられる。みんなも気をつけようね。
魔人
・魔族
基本的にはこの世界に存在しない種族だが、昔魔法により召喚されたものが受肉し帰化した者達(上位魔族や淫魔族)がこれに該当する。
魔力が極めて高く、戦力として召喚される例が殆ど。
だが彼ら自身は殺戮好きのサイコパスというわけではなく、むしろ平和主義者だったり社会主義者だったり快楽主義者だったりと十人十色である。基本的には良識があり優しい。
ただたまに現れる猟奇殺人鬼がパンデミックを起こすことがある。