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零章

面白かったら面白い。面白くなかったら面白くなかったと正直に答えてくだせう。

外から小鳥の鳴き声が聞こえ、目を覚ました。

ベッドから体を起こして軽く背伸びした。

昨日作り置きしたきんぴらごぼうみたいなものを温め直し、朝食として食べた。

あまり美味しくは無かった。

食べ終えるとすぐさまいつもの装備に着替える。

全身を鎧が覆い、大剣を背負う。

最初身につけた時は重いと思っていたがいつの日にか慣れてしまい、あまり重さを感じなくなった。

最後にポーチの中を確認した。

ポーションは入っているかとか解毒剤はあるかとかいろいろと確認して。「・・・・・・いつも通り異常なしと」

そして、誰もいない家の中で、

「行ってきます」

と言い、玄関を開けた。

そこには、中世ヨーロッパのような世界が広がっていた。

道路は石畳で出来ており、建物は煉瓦(レンガ)で出来ていた。

中央付近には立派な城がそびえ立ち、まるでこの王国を見守っているようにも見える。

(こんな生活、何年もやってるけどなんでこんな所に居るんだろう・・・)

たまになんでここに居るのか忘れそうになる。

実際、この世界に来る前にこんなことがあった。



「・・・暑っついなぁ」

数年前の夏。

その年は毎日のように記録的猛暑日があったある日の出来事だった。

その日は仕事で地元の香川から大阪に出張に行かなければならなかった。

否、行くはずだったと言うべきか。

飛行機で行こうかと思ったが高所恐怖症なので車に乗って行くことにした。

面倒臭いとは思いつつも車に乗り込み、急いで大阪に向かって走らせた。

その日、俺は嫌でも飛行機に乗れば良かったと思うこととなった。




明石海峡大橋を渡り終えようとしていたとき、それは起こった。

なんと、約100メートル先で爆弾みたいなものが轟音をたてて爆発した。

しかも、後ろからも爆発してそのまま道路が海に落ちていった。

当然、大勢の犠牲者が出ました。自分もその1人でした。

車の中から脱出を試みましたが水圧でなかなか開かず、結局駄目でした。

(あぁ、こうして自分は死んでいくんだな)

そう感じて、目をつぶりその時を待ちました。

そして、意識が無くなり──



気づいたら今の状況になっていた。

頭の中で整理すると意識がなくなってから数年間の記憶が無いということになる。

だが、もうそんなことを考える必要は無い。

何故ならば、王国最強のギルドマスターなのだから


ー次回に続くー


誤字脱字は見逃してくださいお願いします何でもしますから。更新頻度は低いですが面白くしていきます。

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