【特命遊撃士人名録・番外編】 菜畑カスミ
※ ひだまりのねこ様より、菜畑カスミさんのイメージイラスト(https://36584.mitemin.net/i694065/)を頂きました。ひだまりのねこ様、イメージイラストの使用を御快諾頂きありがとうございます。
菜畑 カスミ
堺県堺市に居を構える華族の生駒家に仕えていた奉公人。
主である生駒家の事を何より優先して考える、古風で封建的な考え方の持ち主。
当主夫妻の掲げた「戦国武将の生駒家宗公の末裔にして華族である生駒家の跡取りに相応しい大人物に育てたい」という教育方針に賛同し、生駒家長女の英里奈に対しては厳格な姿勢で接した。
とはいえ冷血漢という訳ではなく、長女の英里奈に対する厳格な教育方針と度重なる叱責には密かに心を痛めるなど、他人を思いやる優しさをキチンと持ち合わせている。
そのため、精神的ストレスのたまった英里奈が失声症に近い症状を見せてからは、「厳格な教育方針に疑問を挟まなかった自分にも責任がある」と考え、「すぐ側にいた奉公人であるにも関わらず、助け舟を出さなかった自分がこのまま居続けては、英里奈御嬢様の為にならない」との判断から、生駒家を去る決意をした。
その後は生駒家当主夫人である真弓の紹介で、真弓の実家の小野寺家に仕える。
船場の名家にして小野寺教育出版の社長一族である小野寺家に温かく迎えられたカスミは、本来の持ち味である優しさと忠誠心を遺憾なく発揮でき、小野寺家の人々とも円満な関係を築けた。
そして生駒家の後任の奉公人である白庭登美江の助力により、英里奈とも和解出来た。
名前の由来は生駒市菜畑町と近鉄生駒鋼索線の霞ヶ丘駅。




