表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

悪意のある普遍的な思想

ンモドカ ムダア

作者: レー・NULL

我らはアッシャーに降りてきた。在るべき物が千切って降りて千切って降りて。契りそして上に登るのだ。だが、我らはそんな樹の名前なんて知らない、そんな樹がどうのなんて考える気もないのだ。


我らは好んで降りてきた、好んでこの世の中に堕ちてきた。まるで砂時計を逆さまにしたかのようだ。それは非常に短絡的で、それは非情にも下に落ちていくことしか出来ないのだから。どんなにやり直しても、我らは下へと堕ちるのだ。


どんなに願い、祈ったとしても届かない、相手が居ない。呪い憎み呪詛を吐いたとて、それは天に唾をはく行為。届くわけがないのだ、それは我々だから。自らに返るのだ、それは我々だから。


繰り返す、繰り返す。学び浄化し昇華して、再び同一存在となる為に、その樹を上へ上へと突き進む。そんなわけないだろう、俺達は何処までも学ばない。天を裂き、地を焼いたとしてこの世は未だに終わらない。


物質に囚われた底辺地、俺らは好んでここに留まる。ここで完結している。好んで何度も繰り返す。神は統合なんて望んでない、俺達の声が神の声だ、物質にしがみついて離れるつもりなんて全くない。


好んで別れて俺達を手に入れたんだ、もう神様なんて必要ないな。在るべき姿だからなんだ、そんなものを振りかざして何になると言う。これからも愚かを繰り返し学ばない。地に足つけて何度も繰り返す。俺らは何処までも愚か者だ。


これだけは教えてやる。神は好んで死んだんだよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ