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花・フェアトラーク  作者: 聖せろり
黒い手紙事件編
3/7

2 A国

ここはA国(えいこく)

他の先進国よりも科学の発展があまり目覚ましくない国。

インターネットが使えるようになったのもつい3年前くらい。

他の国ではスマホ……だっけ? そういう小型機械、A国(えいこく)ではAi(アイ)フォンっていう

コンパクトミラーみたいな形なんだけど、そういう物が出来たのなんか本当最近。

周りが言うには物凄く遅れているらしい。

まぁ、私はあってもなくてもどうでもいいんだけど。

そして、科学では証明出来ないような非科学的な事件がよく起きる国。

未解決事件と呼ばれるものの多くは、その非科学に当てはまるという。

このA国は歴史のある国であり、人々もその歴史を重んじる傾向にある。

多くの移民を受け入れながらも、異端を忌み嫌うという矛盾した歴史を、ね。

私のこの髪……白い髪も異端の証だってバカどもは言う。

……実際、家族の誰とも違うけれど。

古くからA国(えいこく)は異端を切り捨ててきた。

そして、そんな異端を彼らはこう呼んだ。


「魔女」と。


かつて「魔女」には別の意味があった。

普通の人間とは違う者、悪魔に魂をうり力を得た者、

人を惑わす悪しき力を持つ者。

科学が発展した現代でも、そんな非科学的な存在を信じる者達もまだいる。

未解決事件、それは魔女の仕業だと。

バカげた話でしょ?

でも……あながち間違いでは無いかもしれない。


()()()()以来、私、相川(あいかわ)キルケは今までバカにしてきたものを信じざるをえなくなった。

これも全てはあの子の為。


あの子のためならたとえ――。


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