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爆死と思わなければそれは爆死では無ry

 早々に移動を開始した俺は、速攻で表層ボスであったポイズントードを倒してから中層でグドラに巨大化して貰っていた。

 ポイズントードはポイズンフロッグとさほど強さとしては変わらず、何処らへんがボスなのかは分からなかったが楽だったのでそれは考えないことにしている。

 強いて言うなら……見た目?


「ふにゃっ」

「【ハンドレッズアロー】【インパクト】【ブラスト】」


 元々毒のフィールドだった所為か、あまり毒ダメージをくらっていない様子の沢山の敵に範囲攻撃をくらわせる。グドラの麻痺効果も麻痺毒による攻撃だからか、あまり効いていない様子で眷属達も沢山倒されていた。


 ……トレント対トレント。


 視界の隅にとてつもなく地味な戦いが見えた様な気もするが、直後に蛾や鹿などがその場へと突進しているのも見えたので、あそこも激戦区となるのだろう。

 ちなみに、見た感じでの新モンスターは大きな蛾、大きなミミズ、変色したトレントだけだ。流れ続ける討伐記録はオフにしているので分からないが、もしかしたら普通にいる蛙達も新モンスターなのかもしれないが俺には差が分からなかった。

 眷属達が普通の魔物判定されているのか、超カオスな混戦フィールド。俺は【隠密】を発動させて隠れながら撃っているが、俺が姿を表した瞬間に全てがこっちへ来ると考えると恐ろしい。



 時間にして2時間程。只管MP回復薬を使いながらの作業に飽きてきてしまったので、そろそろ魔核2つぐらいは集まっているだろうと思った事も有り、一度切り上げて第七の街に戻って一度召喚する事にした。

 その際、レベルを確認したのだが、俺は92、グドラが81、クロが64まで上がっていた。ステータスを見た限りでは殲滅者の称号をまだ取れていなかったが、それももう一度行けば取れるのは間違いない。


 そして、一番重要な魔核獲得数だが……

1個だった。

魔石は11個獲得出来ていたので、大体魔石の10分の1の確率で獲得可能と。


 グドラの毒があまり効いていなかったのか、一体一体を倒すのに思ったよりも時間がかかってしまったので別の所で3個は確保しよう。

 今は、待ちに待った召喚タイムである。有り余っているSPで召喚レベルを上げ、召喚契約の枠を増やしてから……


「【召喚】」


……。


……。



 途中、王都を通ったのでクランの共有倉庫に何個か魔石と言う名の餌を設置してから試練の森へと向かった。ちなみに、オークの肉はまだ残っていた。


「グドラ、巨大化」


 俺の死んだ声と共に大きくなるグドラ。HPの減りが無くなった事を確認してから、俺も”全力”で戦闘を開始した。

 ……どんどん侵食されていく大地に、沈んでいく蟻地獄達。蟻地獄達が作り出した天然の落とし穴は割と効果的な様で、空を飛んでいる大きな……大きな蚊と大きな蝶々以外の足止めに成功していた。もちろん、グドラが召喚した眷属達も当たり前のように足止めされているが……


「【ハンドレッズアロー】【インパクト】【ブラスト】」


 空を飛んでいる数十体程度の敵であれば、俺が対処出来る。

 素のAGIが500を越えてた事に気づき、INTとSTRを優先して振る事にした今の俺の隠密性能と攻撃力は、腐毒の森中層で戦っていた時とは一味違う。何気に300あるDEXに、5000へと到達したMP。

 HPとVITという物は完全に捨てているが、レベル100を越えているであろう虫達と真っ向から戦う事も出来そうだった。


 従魔を集め終わったら墓地へ行こうか。


「【ハンドレッズアロー】【インパクト】【ブラスト】」


 10秒間に10以上も減っていくMPだが、2割5分回復するMP回復薬の回復量は1625。クールタイムが5分なので全く問題ない。


「【ハンドレッズアロー】【インパクト】【ブラスト】」

「にゅっ」


 ログの通知はオフにしているので分からないが、確実に大量のログが流れているだろうと確信できるほどの大虐殺。余裕がある時は一撃も攻撃を加えていない相手に順番に攻撃を加えているし、大活躍しているグドラの毒に眷属。クラン戦……がどういう仕組みになるかは分からないが、ぶっちゃけ、よっぽどの事が無い限りグドラを召喚すれば負けるような事は無いだろう。問題はクラン員だからといって毒の対象から外れない事だが、それは……その時考えよう。


フロッグとトードの最大の違いは毒の強さです。


レンジ単体の防御力は高く見積もって同レベルのプレイヤーの0,05倍です。

その分攻撃力が高いので100レベ近くの敵を倒せてます

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