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十六夜さんと友達

そういえば、前話で書き忘れましたが、情報公開関連の会話を少し変更いたしました。

報告が遅くなってすみません。

「【精霊召喚:風】『フウ』」


あ…、


====================

下級火精霊の名前を決めて下さい

『     』

====================


 …。……、、ファイ?ファイで。


「【精霊召喚:火】『ファイ』」


 …あーやばい。ロリコン疑惑が加速する…。まあ可愛いから…。


「【精霊召喚:闇】『ヤミ』【精霊召喚:風】『ライ』」


 因みに、初めて会った時は見えなかった風精霊の『フウ』さんだが、狼の見た目をしていた。これは、精霊視を習得したから見れたのか、レベル2に上がったから見れたのか…。


「「「「「グギャガギュギゴ」」」」」

「じゃあ、手はず通りお願いします!」

「「分かりました!」」

「分かった」


 言われた通りに、出来る限りの速度でダブルショットを連発する。一応、精霊さん方にお願いして、攻撃を入れているが、気休め程度にもならないだろう。火だってほぼ発生しないし、風は分からないけど、ゴブリン達の移動速度も、気持ちもしかしたら遅くなってるかもというぐらいだ。まあ、MPもほぼくわれていないのでそれだけでも有り難い。


 で、十六夜さんの動きを見るに、確実に俺よりもAGI値は高そうだった。十六夜さんどんなステ振りをしてんだろうか。


「十六夜さんどうです!?」

「…ちょっとキツい」


 確かに、十六夜さんの周囲に10体。要するに、俺達が攻撃している敵と、コマンダーと一緒にいる敵以外全てが行ってる訳だ。しかも、取り囲むだけで攻撃はせずに、壁以外の全方位からナイト×2を主軸に牽制をしている。…キツすぎん?これ、絶対にフルパーティー推奨でしょ…。


「レイナさん!4、5分ならこちら4体を出来ると思うんで、十六夜さんの手伝いに回って下さい!」

「本当ですか!?」

「ええ!ユウさんも行っちゃって多分大丈夫です!」

「分かりました!ありがとうございます」

「分かりました!」


「【精霊魔法:闇】【闇精霊の加護】」

「【インパクト】【ブラスト】【ハンドレッズアロー】」


 因みに、インパクトは弓技Lv.6、ブラストは弓技Lv.8、ハンドレッズアローは弓技Lv.9で覚える。効果はその名の通りだ。ただ、MPを意味わからないレベルで喰う。インパクトは5〜10の込めた魔力量で威力は変わるし、ブラストは6〜20の込めた魔力量で威力は変わる。因みに、今言ったのは一本あたりだ。で、ハンドレッズアローはMP100をくう。要するに、何があっても最低1200はMPを喰う訳だ。


 今は、闇精霊の効果によってMPが1440まで上がっているが、一瞬でほぼほぼ消える。勿論、これを発動した直後に【闇精霊の加護】は解除している。


「…あれ?」


 うん。思ったよりも威力は強かったようだ。ヒーラー諸共ナイトを吹き飛ばしてしまった。


「あー、レイナさん。終わりました…」

「見てました!出来ればこちらを手伝ってくれませんか!?」

「はーい……」


 取り敢えず、MP回復薬を飲んで、少しMPを回復させてから【ダブルショット】で援護する。俺が援護に回る頃にはナイト2体しか残っておらず、俺が加勢してからすぐに倒せた。

 それからは時間の問題だった。残りのゴブリンの数は4体。数の暴力に悩んでいただけだった十六夜さん無双が始まり、あっという間に戦闘は終了した。


====================

階層ボスを倒しました。

▼ドロップ▼

ゴブリンの肉×19

ゴブリンナイトの魔石×1

ゴブリンナイトの剣×1

5000G

レベルが上がりました。

職業レベルが上がりました。

====================

====================

第三の街迷宮10層ボスの

初討伐者になりました。

▼報酬▼

称号【初討伐者

   (第三の街迷宮10層ボス)】

STP5

SKP5

スキルレベル限界上昇チケット×1

10000G

====================

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特定条件を満たしました。

第四の街が開放されました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特定条件を満たしました。

(現在時刻7/21(土)13:24)

一週間後の7/28(土)16:00

より、イベントを開催致します。

細部連絡はメールにて送られます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「よし…。ようやく終わった」

「お疲れ様です」

「ありがとうございました!」

「おつです」


 てか、申し訳ないことをした。最初からあれをやってればもう少し楽に戦うことが出来ただろう。


「すみません。あんな事出来るとは思ってませんでした」

「大丈夫ですよ。結果オーライです。参考までに、何があればあれが出来ますか?」

「えっと、弓技Lv.9、MP1200です」

「MP…辛いですね」

「ええ。俺もギリギリでした」


 まあ、それに見合う火力は有るだろう。


「十六夜さんもお疲れ様でした」

「うん…。で、第四の街の方向の初討伐者の称号だけど…貴方達で取って良いよ。私は友達を手伝うから」


 …ん?何処かで聞いたような話な気が…。


「因みに、お友達さんのお名前は?」

「?…ルイ」

「あっ…十六夜さん。それ俺が代わりに行きますよ…」

「なんで?…知ってる人?」

「いや、うん。何ていうか…姉です」


 そういや、姉が言ってた人物像と十六夜さんは当て嵌まるもんな…。


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